日経エレクトロニクス購読者が読める有料記事の一覧
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Emerging Tech
「Google Pixel 3 XL」を分解、透明電極に2µm幅のワイヤー
米Googleのスマートフォン「Google Pixel 3 XL」を分解した。米Appleの「iPhone XS」などと比べるとその実装技術は洗練されているとは言い難い。ただ、ディスプレーには次世代スマートフォンで主流になる可能性がある技術が採用されている。タッチパネルの透明電極に使われている線…
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Hot News
墜落事故を乗り越えて、電動化にまい進するSiemens
ドイツの電動航空機イベントで披露
墜落事故を乗り越えて前に進む─。2018年11月8~9日にドイツ・ケルンで開催された電動航空機のイベント「Electric & Hybrid Aerospace Technology Symposium 2018」では、ドイツSiemens(シーメンス) Corporate Technology,…
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Hot News
BMWが3眼カメラ採用、Teslaや中国ベンチャーに続く
自動運転向け、カバー範囲が広くて冗長性も高い
ドイツBMWが2018年11月に国内発売した新型クーペ「8シリーズ」で、3眼カメラを採用したことが分かった(図1)。ドイツZFの3眼カメラ「TriCam」とみられる。3種類のカメラで近距離、中距離、長距離の撮影を分担する。自動ブレーキや自動運転向けのフロントカメラとして、これまでの単眼、ステレオに…
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Hot News
産業用Ethernet規格の新仕様、「EtherCAT G」はギガビット
ドイツBeckhoff Automationが発表、ETGに提案
ドイツBeckhoff Automation(ベッコフオートメーション)は、産業用Ethernet規格「EtherCAT」の新仕様として、通信速度が1Gビット/秒の「EtherCAT G」および同10Gビット/秒の「同10G」を発表した。EtherCATは同100Mビット/秒だった。通信速度の向上…
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Hot News
量産車初の電子ミラー用ECU、デンソーが1年半で開発
トヨタ「レクサスES」に採用
デンソーは、「電子ミラー」用のECU(電子制御ユニット)を開発した。トヨタ自動車が2018年10月に発売した「レクサスES」への採用を勝ち取っている。サラウンドビューカメラ(360度カメラ)用ECUの部品や技術を流用することで、短期間で開発できた。
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Hot News
印刷技術で超高解像度感圧シート、NECが2020年にも実用化へ
JAPERAの開発技術、実用化第1号になるか
NECは展示会「Embedded Technology 2018&IoT Technology 2018」(パシフィコ横浜、2018年11月14~16日)で、印刷技術で製造した「超高解像度感圧シートセンサ」を出展した。2020年の実用化を目指しているという。このシートの基本的な要素技術や製造技術は…
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Hot News
プロペラもタービンも使わず無音、MITがイオンエンジン飛行機試作
60m飛行に成功、プロペラ型のドローン代替を目指す
米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology:MIT)は2018年11月21日、同大学のDepartment of Aeronautics and Astronautics、Associate ProfessorのSteven Barret…
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Hot News
水晶の最高峰より高精度、5G狙うMEMS発振器
SiTimeがヒーター内蔵でSi製の温度補償型を開発
メガチップスの子会社である米SiTimeは、水晶発振器で最も周波数精度に優れるOCXO(Oven Controlled Xtal Oscillator)の代替を狙ったMEMS発振器のサンプル出荷を2018年11月に始めた(図1)。
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Hot News
電池駆動で1万5000V、携帯型プラズマ発生器
TDKが開発、食品・医療分野の殺菌・消臭や表面改質に
TDKは、電池駆動を視野に入れた携帯可能なプラズマ発生器を開発、受注を始めた(図1)。12Vを入力し1万~1万5000Vを発生、空気などを50℃以下の低温のままプラズマ化できる。
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Teardown
極狭額縁とポップアップカメラ、Vivo最上位モデルに見るスマホ最新トレンド
中華スマホ(スマートフォン)の先頭グループを構成する1社である中国Vivoのハイエンドモデル「Vivo NEX」は、最新のトレンドである全面ディスプレーをいち早く採用した「ベゼル(額縁)レス」スマホだ。
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Emerging Tech
「これぞ最新のエレクトロニクス」、クルマで元気な部品やチップ
「electronica 2018」詳報
2年に一度、ドイツ・ミュンヘンで開催される国際イベント「electronica」。今年のelectronica 2018(2018年11月13~16日)は、前回(2年前)のelectronica 2016に比べて、出展社数が5%上昇し、3000社を超えた。
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Emerging Tech
パワエレとものづくりの総合力、芝工大・赤津研究室が高評価
「パワー・エレクトロニクス・アワード2018」審査会
日経エレクトロニクス(NE)は、2018年11月14日に「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2018」の最優秀賞を決める審査会を開催した。同アワードは、日本の大学や高等専門学校(高専)の理工学系研究室とエレクトロニクス分野のスタートアップ企業の研究開発を応援する「NEイノベーション・ア…
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Emerging Tech
謎のMRグラスをついに分解、HoloLensを超えたところは?
日経 xTECHは米Magic Leap(マジックリープ)のMR(Mixed Reality)用ヘッドマウントディスプレー「Magic Leap One」を分解した。同製品の特徴は、着用者の目の状態に応じて映像の表示を変えて自然に見せる光学技術を、世界で初めて搭載したこと。
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イノベーションを増産せよ
1つ生み出すだけでも大変なイノベーション、それを「増産」する
難題に挑むパナソニック、KDDI、オムロン
イノベーションは意図して起こせるものではないが、イノベーションを起こしやすい環境なら作れるはず──。そんな考えから、新たな研究開発拠点を設立する企業が増えている。
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Hot News
再出発の「Dynabook株式会社」、待つのは大成功か大赤字か
鴻海から見た旧東芝PC事業の方向性
シャープ傘下となった東芝のパソコン事業会社が2019年1月、Dynabook株式会社として再出発する。同社は2018年12月の記者会見で高い目標と、曖昧な商品サービス計画を述べた。
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充電技術が決めるEVの未来
走行中給電でEV長距離ドライブ、架線式も浮上
余計な電池は持たない
道路から給電を受けて走る走行中給電が実現すれば、余計な電池を持たずに、距離無制限の長距離走行が可能になる。これには、ワイヤレス給電を使うほかに、給電用の架線を使う方法もある。
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充電技術が決めるEVの未来
製品化近いEVワイヤレス給電、課題は軽量化と電波の低減
第2部:車線変更
電力を非接触、つまりワイヤレスでEVに給電し、電池を充電する「ワイヤレス給電(WPT)」技術のEVにおける実用化が目前になってきた。この技術が普及すれば、これまで事実上、ケーブル充電に縛られていたEVが大きく変わる可能性がある。
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充電技術が決めるEVの未来
大電力化するEVケーブル充電、ガソリン車の呪縛で袋小路へ
第1部:既定路線
電動車をケーブル経由で充電する方法は、ガソリン車への給油と利用イメージが近く、クルマメーカーが採用しやすかったと考えられる。しかし、その延長線上にあるのは、バラ色の未来ではない。
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Perspective
オープンソースを活用、内蔵メモリーやバス幅を見直し
RISC-Vベースのエッジ向けプロセッサーを開発(後編)
IBM Researchが開発したRISC-Vべースのマイクロコントローラーには、オープソースとして流通しているIPコア「PULPino」を搭載した。しかし所望の性能・機能を実現するにはそのままでは使えなかった。内蔵ROMやSRAMの容量や構成、バス幅などを変更した。認証処理用のアクセラレーターの…
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コンデンサーが足りない!
セラコン不足で「中華式」の商売へ、存在感増す中台メーカー
積層コンデンサー争奪戦(後編)
積層セラミックコンデンサー(MLCC)の一大消費地である台湾や中国では、その値上がりや供給不足に対して、日本とは異なった見方が多い。それは「日本メーカーが量を稼げる民生機器市場から撤退したせいで、日本式の商売がMLCCでもう通じなくなった」というものだ。
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Hot News
工場もゼロエネ化、太陽光と蓄電で実現
TMEICがインドでパワエレ機器の製造現場に導入
東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は、同社のインド子会社のパワーエレクトロニクス(パワエレ)機器の工場を、電力会社からの電源供給を不要にできる「ゼロエネルギー工場」にする。屋根に設置した太陽光パネルの発電で工場内の電力を賄う。夜間や雨天時の稼働用にリチウム(Li)イオン2次電池による蓄電システ…
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Emerging Biz
時価総額世界一になって悩むApple、破壊的創造か、継続的成長か
[テクノ大喜利まとめ]Apple、iPhoneの向こう側
米Appleは2018年8月2日、米国企業として初めて時価総額が1兆米ドルを超えた。「iPhone」など魅力的な製品、さらにはそれに付随する高付加価値なサービスの相乗効果で、いまや企業として1つの到達点に達した感がある。
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Hot News
京セラが常識破りのアンテナ、金属上でも性能低下なし
回路設計上の工夫で実現し、コストは通常の電子基板と同等
京セラは金属上や水面、体表面でも送受信性能が低下しない2.4GHz帯向け小型アンテナ「Amcenna(アムセナ)」を開発した(図1)。2.4GHz帯以外にもさまざまな周波数に対応できる。
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赤外線センサー技術の基礎から応用まで
理論限界に近づく画素ピッチ、縮小の理論と技術を詳説
第4回
サーモグラフィーなどに使われる遠赤外線イメージセンサー(以下、赤外線イメージセンサー)の性能やコスト、性能限界を決める要素について解説する。重要な要素である画素ピッチの縮小のトレンドやそれを律速する要因、さらに縮小を継続していくために必要な技術について触れる。画素ピッチは限界に近づきつつあるが、い…
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クイズと原則で学ぶ実践的熱設計
強制空冷の効率はファンの使い方次第、 基板やヒートシンクの設計にも注意
最終回
強制空冷と自然空冷の大きな違いは冷却ファンの有無だが、設計のアプローチにも差異がある。自然空冷では、煙突効果の作用を除くと、筐体のない方が放熱は向上する。一方、強制空冷では、ダクトの役割を果たす筐体がなかったり、開口部を取り過ぎたりすると、内部の風速が下がり、冷却の効果が落ちる。
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Hot News
可視からテラヘルツまで撮れる、超広帯域センサーを三菱が試作
グラフェンで波長依存をなくす
三菱電機 先端技術総合研究所は、可視光からテラヘルツ波までといった広帯域の光を1素子で検知できるイメージセンサーの開発を進めている。
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Hot News
48V系電動パワートレーン小型化、コミューター向けにアピール
パナソニック開発、体積50%減、重さ35%減
パナソニックは、小型の電気自動車(EV)などに向けた48V系電動パワートレーン(駆動システム)プラットフォーム(基盤)「ePowertrain」を従来よりも小さくし、創業100周年記念イベント「CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018」に出展した。
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Teardown
エッジレスの液晶画面でiPhone XRを先取り、HUAWEI P20 Pro廉価版のHUAWEI P20
中国Huawei Technologies(ファーウェイ)のスマートフォン「HUAWEI P20」(国内発売は2018年6月15日)は、最上位モデル「HUAWEI P20 Pro」の廉価版である。有機ELパネルを搭載する実売価格10万円超のP20 Proに対して、フルHD液晶であるP20の価格は7…
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Hot News
無線充電規格「Qi」に異変、会員企業急増のわけ
iPhoneのQi対応が決定打
スマートフォンなど端末向けの無線充電規格「Qi」に異変が起こっている。Qiを推進する業界団体Wireless Power Consortium(WPC)の会員企業数が2017年9月以降急増し、それまでの約200社からわずか1年で600社超と約3倍に増えた。
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Emerging Tech
主役はいよいよ使い手へ、電機はIoT支える黒子に
「CEATEC JAPAN 2018」詳報
2018年10月16〜19日に開催された「CEATEC JAPAN 2018」。2016年に主役を民生エレクトロニクス機器から「IoT(Internet of Things)」と「CPS(Cyber Physical System)」に変更して今年で3回目となる。今回は、最新技術にこだわらず自社の…
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Emerging Biz
AI/IoTで変わる知財、所有から利用、独占から共有へ
知財を所有し、独占することで、競合企業に差を付ける─。そんな従来の構図が揺らいでいる。変化を促しているのは、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)だ。価値の源泉がAI/IoTへと移るのに伴い、知財に関しても「利用」や「共有」といった考え方の重要性が高まっている。
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Emerging Tech
電動版ビジネスジェットが浮上、22年に運賃1/3以下で市場創造
推進系を従来の内燃機関からモーターに置き換えた電動航空機。既に1〜2人乗りの固定翼を備えた小型機が実現されている。これに加えて、10人前後を乗せて数百kmから1500km程度を飛行する電動航空機の実用化が見えてきた。この機体を利用した「電動版ビジネスジェット」の商用サービスが2022年ごろに始まり…
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Emerging Tech
TechCrunch Disruptで見かけたスタートアップ、配膳ロボや釘をつかむロボットハンドなど
日経Roboticsから今月の1本
毎年秋に米国サンフランシスコで開催される「TechCrunch Disrupt」は、世界中から多数のスタートアップが集まって開発中の製品アイデアを投資家に売り込み、自社への出資を募る「スタートアップの見本市」だ。
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コンデンサーが足りない!
「もうお手上げ」、セラコン不足で増産できない機器メーカー
積層コンデンサー争奪戦(前編)
「積層セラミックコンデンサー(MLCC)が手に入らず増産できない。もうお手上げ。いつまで続くのか」。こう悲鳴を上げるのは、国内の電源メーカーの開発責任者。2018年に入ってから、“MLCC争奪戦”が機器メーカー間で繰り広げられているのだ。
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Hot News
EVに載ったトヨタの全固体電池、開発に8年、走行試験に成功
同社元理事の石黒恭生氏が講演で明らかに
トヨタ自動車は、電解質が固体のLiイオン2次電池である「全固体電池」を8年前から開発し、最近になって当初の目標値を達成。同社の1人乗り電気自動車(EV)「COMS」に実装して、走行試験に成功した。
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Hot News
“眠れる獅子”HuaweiがAIで覚醒、あらゆる用途にフルスタック戦略
もう“爪”は隠さない
中国の老舗通信機器メーカーであるHuawei Technologies(華為)が急速に存在感を増してきた。今度は人工知能(AI)の分野で市場を総取りする戦略を明らかにした。
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Hot News
Intelがエッジに照準、画像認識にFPGA提案
アクセラレーション用途でGPUに対抗
米Intel(インテル)が、IoT(Internet of Things)のエッジコンピューティング領域への展開を加速させている。現在、同社の収益源はPCからデータセンターなどのクラウド領域に移りつつあるが、クラウドに次ぐ収益源としてエッジにも照準を定めてきた。
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Hot News
Amazonが車載機器へ進出、あらゆるクルマをAlexa対応に
電子レンジや壁掛け時計など新ジャンルの製品も
米Amazon.com(アマゾン)は、同社の音声認識・対話機能基盤「Alexa」(アレクサ)に対応した車載小型端末「Echo Auto」を、2018年9月20日に米国シアトルで開催した発表会で初披露した。
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Hot News
東芝が橋梁向け解析技術、電子機器の知見を応用
インフラ保守用途で阪神高速道路と共同開発
東芝と阪神高速道路は、実在する橋梁の劣化状況を調べるための技術を共同で開発した。構造解析†技術とセンサーデータを組み合わせて、実際の荷重による影響を把握し、橋梁の保守業務を効率化する狙いだ。
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Hot News
富士通研の研究公開、大量データを扱う新技術続々
判定の根拠が分かるニューラルネットも開発
富士通研究所は2018年9月、「研究開発戦略説明会」を開催した。今年のテーマは、「信頼されるデータ社会を目指して」。実際、「データは21世紀のオイル」などとしてビッグデータ時代を切り開く各種研究開発の成果を多数発表した。
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Hot News
ルネサスが米IDT買収、「Intersilを含め重複はない」
買収金額は約67億米ドル
ルネサス エレクトロニクスは2018年9月11日、米国の半導体会社Integrated Device Technology(IDT)を約67億米ドル(約7330億円)で買収すると発表した。認可当局からの承認取得などの手続きを経て2019年5月末までに完了する。
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Hot News
ベールを脱いだ新世代HMD、ケーブルレスでVRが変わる
Oculus Questがついに発売へ
米Facebook(フェイスブック)傘下の米Oculus(オキュラス) VRは、2018年9月26~27日に開発者向けイベント「Oculus Connect 5」を米国サンノゼで開催した。
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Teardown
iPhone XSと同じ二階建て基板を採用、ポルシェデザインの超高級スマホ
Huawei Mate RSは、ドイツの高級自動車メーカーであるポルシェの子会社、Porsche Designがデザインした中国Huawei Technologiesのスマートフォン(スマホ)である。
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赤外線センサー技術の基礎から応用まで
温度センサーの基本を理解する、新参企業の特許に注意
第3回
遠赤外線イメージセンサー(赤外線イメージセンサー)の温度検知部(温度センサー)の基本的な方法をいくつか挙げ、その原理を紹介する。主力とされる方式のほか、現在でも多様な方式が存在する。
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クイズと原則で学ぶ実践的熱設計
自然空冷機器は換気が放熱の鍵、密閉ファンレス機器は熱伝導
第3回
電子機器の内部で発生した熱は消えることがないため、全て運んで外部に放出しなければならない。この熱の運搬と放出を効率化することが熱設計である。一般的な電子機器では、筐体内の基板上にある部品が発熱する。
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Perspective
マイコンにもオープンソースの波、ソフトとハード双方を最適化
RISC-Vベースのエッジ向け、プロセッサーを開発(前編)
IBM ResearchはRISC-Vべースのマイクロコントローラーを試作した。小型かつ低消費電力が不可欠なエッジコンピューティングでの利用を想定する。
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Emerging Tech
「iPhone XS」「同XS Max」分解、X線で見えたL字形電池の正体
米Appleの新型iPhone「iPhone XS」と「iPhone XS Max」を分解した。基本的な設計は、2017年に同社が発売した「iPhone X」と共通部分が多い。ただ、通信関連ICが米Qualcommから米Intelへと、大きく変更された部分もある。
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Innovator
IDT買収で、もう負ける理由は何もない
ルネサス エレクトロニクス 代表取締役社長兼CEO 呉 文精氏
数年前まで不振にあえいでいたルネサス エレクトロニクスが攻めの姿勢を強めている。2017年にアナログ半導体の米Intersilを買収したのに続き、同じくアナログ半導体の米IDT(Integrated Device Technology)の買収を決めた。
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Emerging Tech
挑戦者「UFS Card」現る、モバイル特化でSDカード突く
Samsung主導の新メモリーカード
パソコンやデジタルカメラ、スマートフォンなど、さまざまなコンシューマー(民生)機器に広がり、抜き差し可能(リムーバブル)なメモリーカードの代名詞となった「SDメモリーカード」。
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Emerging Biz
中核事業の紅色化におびえるSamsung、今こそ半導体で前に踏み込む時期か
[テクノ大喜利まとめ]投資王Samsung目線で量る、メモリー市況の今
韓国Samsungグループは2018年8月8日、2018年から2020年までのグループ企業の開発・設備投資計画を明らかにした。総額は3年間で180兆ウォン(約18兆円)という極めて巨額なものだ。
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Emerging Tech
機械学習の推論用プロセッサが増加の一途、FPGAやGPU搭載SoCへの混載が進む
日経Roboticsから今月の1本
2018年8月20~21日に米シリコンバレーで開催されたプロセッサのカンファレンス「Hot Chips 30」では、機械学習に特化したプロセッサの講演が盛り上がった。
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宇宙ビジネス、ソニーの勝算
大手電機は衛星データに照準、宇宙以外への応用にも期待
第2部:事業取り組み例
宇宙ビジネスに新規参入したソニーやキヤノン電子に対し、老舗の宇宙関連企業である三菱電機やNEC、半導体・電子部品メーカー、IT企業などの事業方針はどうなっているのか。
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宇宙ビジネス、ソニーの勝算
ソニー、キヤノン電子が宇宙ビジネスへ、強みは民生技術
第1部:チャンス到来
ソニーやキヤノン電子など大手電機メーカーが相次いで宇宙ビジネスへの参入を表明した。今後数年のうちに、既存の人工衛星より桁違いに安価な小型衛星が1プロジェクトで数千機も地球を周回するようになると見込まれるためだ。
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Emerging Biz
あっという間に巨大企業となった小米、非スマホで急成長
Xiaomiは単なる新興スマホブランド企業では決してない。民生機器の新しいビジネスモデルを構築しつつある企業である。爆発的に売上高を伸ばした同社の商品ラインアップは、家電はもちろんタオルなどの生活雑貨に広がっており、しかもそれらの商品販売以外で利益を増やしつつある。
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Hot News
5Gならではの低遅延と超多数接続を両立、NICTが新アクセス技術
周波数の利用効率を2.5倍向上
情報通信研究機構(NICT)は第5世代移動通信システム(5G)の利用シナリオの1つである超多数接続を低遅延で実現する新しい多元接続技術を開発した。同技術をSDMAやFDMAと併用することで、多数同時接続(mMTC)の要件の端末密度100万台/km2を超える162万台/km2を低遅延のまま達成できる…
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待ったなし!AIで材料開発
材料開発のデータが豊富にあるケースはまれ、成功の鍵は適切なAI技術の選択
現時点でデータが豊富にあるケースはまれ。だからこそ、成功事例の多くは、適切なAI技術を選ぶことで少ないデータ、少ない実験/計算回数で結果を出している。理論の空白地帯にMIで挑戦し、これまで知られていなかった相関関係を見つけ出した例も出てきた。
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待ったなし!AIで材料開発
世界を席巻するマテリアルズインフォマティクス、材料開発のスピードを数倍から数十倍に
材料技術×情報技術=「マテリアルズインフォマティクス(MI)」が世界を席巻している。材料開発のスピードを数倍から数十倍に高める可能性があり、すでに成果も続々と出てきているからだ。
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Hot News
Uberの空飛ぶタクシー、日本がサービス候補地に
日米の官民が実現に向けダッシュ
将来のモビリティー(移動手段)として注目を集める「空飛ぶクルマ」。その実現に向けた動きが、日本でもにわかに活発になってきた。経済産業省と国土交通省は、2018年8月24日、空飛ぶクルマに関する「空の移動革命に向けた官民協議会」を共同で立ち上げた。
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赤外線センサー技術の基礎から応用まで
受けた熱は逃がさない、ポイントは高断熱技術
第2回
前回は遠赤外線イメージセンサー(以下、赤外線イメージセンサー)の動作原理などを解説した。今回は、性能を決める要因を解説する。特に重要なのは、温度検知部(温度センサー)の断熱性だ。感度などの性能を高めるためには、受けた熱を逃がさない技術が求められる。断熱性は、MEMS(微小電子機械システム)技術の導…
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Challenger
人の意識を機械に移植、20年後の実現も夢ではない
渡辺 正峰氏(東京大学大学院工学系研究科 准教授)
「人間の意識を機械に移植することは、はるか彼方の夢と述べたが、その夢が実現する日は意外にも早く来るのではないか」。自著『脳の意識 機械の意識』(中公新書、2017年)にそう書いた東京大学大学院の渡辺正峰氏が、夢を現実にするため動き出した。脳とコンピューターを多数の接点で繋げる技術を核にしたベンチャ…
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クイズと原則で学ぶ実践的熱設計
対流と熱放射を理解して、熱を外部へ上手に逃がす
第2回
熱設計において、対流と熱放射の理解は極めて重要である。熱を外部へ逃がすには、周囲の空間への放出、すなわち対流や熱放射が不可欠であるためだ。
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Emerging Biz
史上空前の好況下でじわり感じる、次世代メモリービジネス覇者の胎動
[テクノ大喜利まとめ]メモリービジネス、宴の中で考える次の争点
半導体産業、とりわけメモリービジネスを営む企業が絶好調だ。需要が衰える兆しはいまだ見えない。3年~5年で好不況を繰り返すシリコンサイクルは消失し、市場が伸び続けるスーパーサイクルに入ったとの指摘もある。
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Emerging Biz
産業用IoTに版図広げるIT巨人、迎え撃つシーメンスが繰り出す2つの手
ドイツSiemens(シーメンス)が、自社IoT(Internet of Things)基盤の強化を急ぐ。これまで産業用IoTで共存関係にあったIT企業のエッジ分野への進出に備え、この分野で確かな地位を築くためだ。同じく産業用IoTに活路を見いだす日本のメーカーにとっても、Siemensの状況は対…
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Emerging Tech
超広視野角品に激安品も、新世代HMDが競演
SIGGRAPH 2018詳報
CGやインタラクション技術などの世界最大級の国際会議「SIGGRAPH 2018」が2018年8月にカナダ・バンクーバーで開催された。同会議では、VRやARに向けた新世代のヘッドマウントディスプレー(HMD)の提案が相次いだ。いずれも現行製品に比べて、大幅な性能向上やコスト削減などを達成している。
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Emerging Tech
ソフトバンクが出資するロボット会社のBrain、機器メーカーへ技術提供、費用は最終顧客に
日経Roboticsから今月の1本
ソフトバンクグループ子会社のソフトバンクロボティクスが2018年8月1日に、自動運転技術を搭載した「床洗浄機(スクラバー)」の販売を日本で開始した。自動運転技術を開発したのは、2017年に「SoftBank Vision Fund」が1億1400万ドルを出資した米Brainだ。
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Hot News
有機太陽電池の性能が躍進、タンデム型で効率17.3%
25%以上の実現も視野に
中国天津市にある南開大学(Nankai University) 化学学院 教授の陳永勝氏などから成る研究グループ、北京市の中国科学院、および広州市の華南理工大学は、変換効率が17.3%と高い有機薄膜太陽電池(Organic PhotoVoltaics:OPV)を開発したとする論文を、学術誌「Sci…
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Hot News
「脱・ゲーム」が進むVR、キャラなりきり体験が需要再燃
CEDEC 2018速報
第20回を迎えた国内最大級のゲーム開発者会議「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2018(CEDEC 2018)」が、2018年8月22~24日にパシフィコ横浜で開催された。
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Hot News
SiCパワー半導体で損失半減、日立伝統のフィン構造が奏功
EV向けに大電流も確保
日立製作所は2018年8月30日、炭化ケイ素(SiC)を用いた「TED-MOS(Trench-Etched Double Diffused MOSFET)」と呼ぶ素子構造のEV用インバーター向け耐圧1.2kVのパワー半導体を開発したと発表した。
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Hot News
Liイオン電池を高容量に、レーザーで電極まるごと穴開け
「プリドープ」を容易に実現
微細加工技術を得意とするベンチャー企業のワイヤードは、Li(リチウム)イオン2次電池の電極材にレーザーで多数の微細な穴を連続的に開ける技術を開発した。
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Hot News
CNT不揮発性メモリーにどよめき、セキュアMCUや自律飛行向けIC
Hot Chips 30速報
シスコやデルのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)が出資する新型メモリー、クラウド大手がアピールしたセキュリティー半導体、小型ドローンを長時間飛ばす低電力IC─2018年8月に開催されたプロセッサー関連の国際会議「Hot Chips 30」は今年も話題満載だった。
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Hot News
光を当てない歩行者検知法、三菱がヘッドライト制御に
遠赤外線カメラを活用
三菱電機は、ロービームのヘッドライト照射エリアよりも遠方を遠赤外線カメラで撮像し、ハイビームで歩行者をまぶしくさせずに、認識する技術を開発した。捉えた歩行者にはスポット照射し、車両の存在を知らせるとともに、運転者に注意を促す。
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Teardown
Xiaomi廉価モデルで分かった、中華スマホの純国産化に残された課題
中国Xiaomiのスマートフォン(スマホ)「Xiaomi Redmi Note 5」は、液晶パネルにTianma Microelectronics、マイクロホンにGoerTekという中国製品を搭載する。プロセッサーは米Qualcomm製だが、万一、米国製品が使えなくなっても、中国にはHiSilic…
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Emerging Tech
5Gで映像革命、視聴者が映画の中に入り込む
第5世代移動通信システム(5G)のサービス開始が近づく中、その超広帯域や超低遅延性を生かす新しい映像処理と中継技術が急速に台頭してきた。当初はスポーツ中継や映画などで視聴者の映像視聴体験を変えていきそうだ。映像コンテンツの伝送形態も大きく変わり、それに合わせて、超軽量のシンクライアント版VR用HMD…
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Emerging Tech
パワーエレクトロニクスに新風、大学発の手法で効率・雑音改善
機器の進化を支える変換回路や設計・計測技術
多くの技術者が革新的な研究に取り組み始めたパワーエレクトロニクス分野。本誌は、同分野の大学や高等専門学校の研究者を応援する「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2018」を実施、専門家の協力の下、実用性が見込める新発想の技術を提案した6チームを選出した。
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破壊と創造をもたらす超高速マシン
どんどん熱くなる超高速マシン、放熱性能優先の相変化で冷やす
第4部:熱に勝つ技術
気化熱を利用して効率的に熱を拡散させる相変化方式の放熱技術の開発が活発だ。既存の空冷や液冷の方式に比べて放熱性能がケタ違いに高い。演算性能を高めるために消費電力を増大させることをいとわない用途が増えていることで、今後、相変化方式の実用化が相次ぎそうだ。
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破壊と創造をもたらす超高速マシン
マイニング関連の特許出願で米中が躍進、日本は減少傾向に
第3部:知財・事業戦略の解析
仮想通貨マイニング関連の特許出願状況について、ハイテク分野の特許調査に強みのあるスマートワークスが調査・分析した。2015年頃から出願が増え始め、日本よりも海外(特に中国・米国)での技術開発が進んでいる状況が浮き彫りになった。
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破壊と創造をもたらす超高速マシン
ビットコイン採掘の覇者BitmainがAIチップに虎視眈々
第2部:中国発の新興企業
ビットコイン採掘(マイニング)用ASICで彗星のごとく現れた中国Bitmain。同社はいかにして覇者となり、これからどこに向かおうとしているのか。成功の理由はASICの開発だけではなく、先行していた競合にはない販売手法を実践したこと。
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Emerging Tech
分散環境「Spark」が深層学習への対応を強化、スケジューラを全面刷新、10年の歴史で初
日経Roboticsから今月の1本
ビッグデータ処理や機械学習向けのオープンソースソフトウエア(OSS)「Apache Spark」が、ディープラーニング(深層学習)対応を強化する。Sparkは複数のコンピュータをネットワーク接続し、そのクラスタで分散処理することで、膨大な演算を短時間で処理するソフトである。
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赤外線センサー技術の基礎から応用まで
熱源から放出する赤外線の特性とセンサー素子の構造を理解する
第1回
欧米の自動車メーカーが、暗闇で300m先の人や動物を検知できるセンサー「ナイトビジョン」を相次いで搭載し始めた。安全性を高められ、自動車の安全基準「Euro NCAP」における夜間の歩行者・自転車検知の要件を満たす上でも有効になるだめだ。本連載は、ナイトビジョンに搭載される遠赤外線イメージセンサー…
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Hot News
離陸寸前の空飛ぶクルマ、米国ベンチャーが整備着々
航空機ショー「EAA AirVenture Oshkosh」速報
路上を走行するだけでなく、空中も移動できる「空飛ぶクルマ」の製品化がいよいよ見えてきた。
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Hot News
JDIがスマートヘルメット、BtoCビジネスへ本腰
ヘルメットメーカーに全否定されながらHUD搭載
ジャパンディスプレイ(JDI)は、車載用HUD(ヘッドアップディスプレー)を利用したディスプレー機能を備えるヘルメット、いわゆるスマートヘルメット「XHD-01 スパルタ」を試作し、同社の戦略説明会で公開した(図1)。
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Hot News
半導体メーカーになるGoogle、エッジ向け深層学習チップ外販
IoTのエッジ機器で推論を実行
米Googleは2018年7月25日、自社開発のディープラーニング(深層学習)専用チップ「Edge TPU(Tensor Processing Unit)」を発表した。これまでのTPUは同社の社内サーバーでのみ利用していた。
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Teardown
世界初の3眼カメラ搭載、10万円超の中国発プレミアムスマホ
中国Huawei Technologiesは2018年4月、世界で初めて3眼カメラを背面に搭載したスマートフォン(スマホ)「HUAWEI P20 Pro」を発売した。中国ブランドのスマホとして、恐らく初の10万円超えモデルである。
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Emerging Tech
中国激安ロボ掃除機を徹底分解、部品の工夫にうなり設計に驚く
中国企業が手がける家電製品がすさまじい勢いで進化している。「安かろう、悪かろう」は今は昔。自動運転車に使われるLiDARやSLAMといった最新技術を搭載したロボット掃除機が驚きの2万円台で販売されており、日本や米国の先行者をあっという間にキャッチアップするようになりつつある。最新のロボット掃除機を…
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Challenger
複数ロボットを統合制御、賛成されなくてもやる
村松 啓且氏(ヤマハ発動機 先進技術本部 研究開発統括部長)
「ロボットごとにコントローラーが必要」という従来の常識を覆し、1台のコントローラーで複数のロボットを制御する「統合制御」を実現したヤマハ発動機の新型ロボットシステム「Advanced Robotics Automation Platform」。工場のスマート化を急ぐ自動車メーカーなどから、多くの引…
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クイズと原則で学ぶ実践的熱設計
熱設計の基本となる発熱と放熱、熱伝導の要点を押さえる
第1回
コップのお湯がどのぐらい冷めるかは、感覚的にはおおよそ把握できる。しかし、現実に一定時間後の温度を正確に推測するには、精密な計測や複雑な計算が必要となる。
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Emerging Biz
世界でも類を見ない、半導体起点の新ビジネスの始まりか
[テクノ大喜利まとめ]ソニーの半導体巨額投資、勝算はいかに
ソニーが次の一手として、半導体事業、とりわけイメージセンサー事業への投資強化を明らかにした。同社は、2018年5月22日に公表した中期経営計画の中で、今後3年間で累計2兆円以上の営業キャッシュフローを稼ぎ出し、半導体事業を中心に最大1兆円の設備投資を行う。
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Emerging Tech
新潮流「説明できるAI」が医療現場や製造業へ、ブラックボックス解消
なぜそう推定したのか
AI(人工知能)に新たな潮流が生まれている。推定結果だけではなく、「なぜそう推定したのか」という根拠も示す「説明可能なAI」への関心が高まっているのだ。米国防高等研究計画局(DARPA)など世界の研究機関が開発に乗り出したほか、製品として供給する企業も出てきた。
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Emerging Tech
パワーエレクトロニクス革新、新発想が大学・高専から続々
機電一体技術やインバーター制御が進化
パワーエレクトロニクス分野の大学や高等専門学校の研究者を応援する「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2018」では、同分野で新風を吹かせた研究チームを表彰する。今号では、3件の研究内容を解説する。 (本誌)
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Emerging Tech
採用広がる車載Ethernet、10メガやマルチギガに焦点
車載Ethernetでは、現行の100Mビット/秒や1Gビット/秒の規格に加えて、10Mビット/秒や数Gビット/秒の規格化の動きが活発である。2018年6月に開催された関連イベントでも、その様子がうかがえた。同イベント内のJASPARメンバーによるパネルディスカッションでも議論された。司会進行は日…
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破壊と創造をもたらす超高速マシン
仮想通貨マイニングの超高速マシンが主役交代を引き起こす
第1部:7nm半導体需要のけん引役に
仮想通貨マイニング(採掘)やAI(人工知能)解析などのために、超高速データ演算マシンの需要が高まっている。超高速マシン特需は、半導体の先端プロセス開発を促し、高効率な放熱(熱拡散)技術の出番をもたらしそうだ。
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全固体電池、日米技術対決
“半分固体"で革新的電池に挑む米ベンチャー、謎の1億ドルスタートアップも
高伝導性樹脂で加温フリーに、金属Li負極で1200Wh/L
米ベンチャーが開発する次世代電池技術の中には、これまでの全固体電池の課題を大きく解決する固体電解質や、驚くほど高いエネルギー密度を実現し、しかも量産間近かのセルがある。日本を含む世界の自動車メーカーや電池メーカーから出資が相次ぐ。液体電解質と固体電解質のハイブリッドセルなど、柔軟な発想が技術革新に…
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全固体電池、日米技術対決
オールジャパンの全固体電池プロジェクト、目標は「3-3-3」
体積エネルギー密度3倍、急速充電時間1/3、単価1/3
オールジャパンで全固体電池を開発するプロジェクトの目標は、電池パックで体積エネルギー密度3倍、急速充電時間1/3、単価1/3を実現することだ。失敗できない“国プロ”という立場からか、材料系は液LIBでも実績があるものに限られるもよう。目標達成は、全固体電池の国際的な開発競争に勝つための最低ラインと…
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みんなの目元にVR
VRで会えるアイドル、企業や自治体も活用
誰でも「VTuber」時代へ
VTuber(ブイチューバー)と呼ばれるバーチャルタレントが人気を集め、芸能人顔負けの活躍を見せている。3Dアバターを利用した「生放送」も人気だ。制作ツールやモーションキャプチャー技術が手軽で安価になったことで、誰でもVTuberになる下地が整い始めている。
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全固体電池、日米技術対決
EV向け全固体電池で日米激突、ゲームチェンジャーはどちら?
液LIBではもはや勝ち目なし
全固体電池のEVでの実用化が始まるとみられる2022年まであと4年。日本では新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、企業23社が参加する100億円規模の開発プロジェクトを発足させた。一方、米国では有望な技術を持つベンチャーが続々登場し、世界の企業から1社で数十億~100億円の資金を集めて…
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みんなの目元にVR
ゲームだけじゃないVR、コミュニケーションで市場爆発
「VR元年」とされた2016年からおよそ2年。これまでのゲームから、ユーザー同士やバーチャルタレントとの交流といったコミュニケーション用途がVRのキラーアプリになりつつある。さらに、B to B用途でも利用が広がろうとしている。
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Hot News
電池最大手になる中国CATL、2020年に年産量50GWhへ
Niリッチ3元系正極でエネルギー密度350Wh/kg
中国の電池メーカーが、「安かろう悪かろう」の世評を覆そうとしている。その筆頭が、2011年に創業したばかりの寧徳時代新能源科技(CATL)だ。ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)が2020年から導入する電気自動車(EV)への供給を勝ち取った。中国・比亜迪(BYD)も技術開発に注…
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Challenger
まだつながっていないものを「とがった技術」でつなげる
長橋 賢吾氏(アプリックス 代表取締役 兼 取締役社長)
Java実行環境「JBlend」で携帯業界を席巻したアプリックス。その後、総合メディア企業へとかじを切ったものの、業績不振で方向修正を余儀なくされ、創業社長の郡山氏が2017年に退陣。
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高密度Wi-Fiを実現する11ax
従来無線LANの弱点を克服、世界の大手各社が策定に参画
(第1回)
私たちの仕事や生活において、最初に無線LANを身近にしたのはパソコンである。無線LAN規格は「IEEE 802.11b」だった。その後、「IEEE 802.11n」が、スマートフォンに標準搭載されたことで無線LANは爆発的な普及を遂げた。
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Emerging Tech
中国が日欧に猛追する「車載用」、2大陣営に激震走る「産業用」
パワーデバイスの展示会「PCIM Europe 2018」報告
クルマの電動化を背景に、駆動モーターを制御するインバーターに用いるパワーモジュールの開発競争が激化している。2018年6月に開催されたパワーデバイスの世界最大級のイベント「PCIM Europe 2018」では、日本や欧州の大手パワーデバイスメーカーに加えて、中国メーカーも車載用製品を相次いで出展…