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日経コンストラクション

本誌のデジタル版(HTML)

  • 日経コンストラクション 2018年10月22日号

     大阪湾の5km沖合を埋め立てて関西国際空港が開港したのは1994年9月4日。その24年後の開港記念日に襲来した台風21号による高波・高潮で、1期島の大半が浸水。さらに、対岸を結ぶ連絡橋にタンカーが衝突する事故も発生し、関西の“空の玄関口”は機能停止に追い込まれた。予見されていた海上空港の弱点になぜ…

  • 日経コンストラクション 2018年10月8日号

     堤防などのハード対策だけでは限界があるとして、国土交通省がソフト重視へとかじを切った「水防災意識社会の再構築」を打ち出したのが2015年12月。それから2年半が過ぎた今年7月、西日本豪雨で再び、多数の犠牲者を出した。いったい、これまでの対策に何が足りないのか。理念だけにとどまらない実効性のある施策…

  • 日経コンストラクション 2018年9月24日号

     連日のように35℃を超え、各地で過去最高気温を記録した今夏。現場では熱中症が猛威を振るい、コンクリートが打設不能に追い込まれるなど、建設業界は対応に追われた。供用中のインフラでも、鉄道のレールのゆがみや舗装の剥離といった損傷が発生した。今後も地球温暖化で気温は上がり続ける。新たな「災害」として認知…

  • 日経コンストラクション 2018年9月10日号

     リニア中央新幹線など大規模インフラ投資に沸く建設業界。しかしその恩恵を享受しているのは、大手や準大手など一部の建設会社にすぎない。日経アーキテクチュアの2017年度決算調査では、地方の建設会社の業績が伸び悩んでいる様子が浮き彫りになった。国が推進している「働き方改革」でも、大企業と中小企業との間に…

  • 日経コンストラクション 2018年8月27日号

     補修しても、補修しても、劣化が止まらない――。構造物で頻発する想定外の再劣化が、自治体の予算不足に追い討ちをかける。場当たり的な工法選択やいい加減な施工を続けていては、補修のトラブルは防げない。5年に1度の定期点検が今年度で一巡するものの、補修への注目度はまだ低い。今こそ、自治体向けの補修技術の開…

  • 日経コンストラクション 2018年8月13日号

     死者・行方不明者200人超という平成最悪の豪雨災害となった「平成30年7月豪雨」。台風7号と停滞した梅雨前線の影響で、普段は雨が少ない瀬戸内地域をはじめ西日本の広範囲で観測史上最大の降水量を記録した。住宅地に流れ込んだ大量の土砂や河川堤防が決壊した原因を探るとともに、堰堤の整備や避難計画などに盲点…

  • 日経コンストラクション 2018年7月23日号

    単純な設計ミスがいつまでたっても無くならない。設計者の責任はもちろんだが、納期の集中によって生じる業務の山にも課題はある。設計者はポイントを押さえて計画的に成果品をチェックし、発注者は業務の平準化と履行期間の確保に努める。働き方改革の潮流のなかで、ミス撲滅にはこうした努力が不可欠だ。徹夜で年度末を乗…

  • 日経コンストラクション 2018年7月9日号

     法令や規則、企業倫理などの順守を意味するコンプライアンス。順守できない企業は倒産に、個人は懲戒処分に直結するケースが珍しくない。最近ではささいなルール破りでも、世間の批判を浴びて、経営に打撃を与える問題に発展。さらに、不祥事の後に必ず付いてくる再発防止策も極端に厳しくなりがちで、企業の首を二重に絞…

  • 2018年6月25日号

     i-Constructionを推進する国土交通省が技術基準を整備したことなどを契機に、地形や構造物を精度良く計測できる3次元レーザースキャナーが注目を集めている。設計から施工管理、維持管理まで活用事例は様々。進化を続けるスキャナーから目が離せない。

  • 2018年6月11日号

     職員が少ない、予算も足りない――。各地の自治体などが老朽化するインフラに頭を抱えるなか、民間の出番が確実に増えてきた。コンセッション事業は全国6空港で始まり、愛知県の有料道路も好調な成績を上げる。下水道やガス事業にも広がりを見せている。道路などの包括管理業務でも変化が起こった。東京都府中市で今年、…

  • 2018年5月28日号

     2016年4月に発生した熊本地震から2年――。巨大な自然災害はインフラに大きな被害をもたらす半面、技術革新の契機となる。阿蘇大橋の架け替え工事では、支承をあえて壊すことで橋の損傷をコントロールする。トンネル掘削工事では、施工者のノウハウを設計に反映して高速施工する。今も続く被災地の復旧工事には、次…

  • 2018年5月14日号

     環境への配慮が、企業の負担になるという考えはもう古い。今では多くの企業が、自社の強みを生かした事業を展開して、環境などの社会的な課題を解決するという攻めの姿勢に転じている。建設業界でも再生可能エネルギーを事業化する建設会社や、地方活性化にグリーンインフラを活用する建設コンサルタントなどが現れ始めた…

  • 2018年4月23日号

     日経コンストラクション調査で、前期より売り上げを増やした建設コンサルタント会社が全体の75%を占めた2017年決算。国内の公共事業が好調なうちにと、各社が新たな事業領域の開拓を進める。官民連携による地域ビジネスや海外の非ODA(政府開発援助)市場に成長を期待し、リスク覚悟の投資が加速している

  • 2018年4月9日号

     現場所長は建設現場のリーダーだ。工事を統率する大きな権限を持つ一方で、責任は増すばかり。利益確保や発注者との交渉に加え、最近は若手の育成や部下の休日取得にも目を配らなければならない。悩み多き境遇に正面から立ち向かい、各地で活躍する10人の“名物所長”を取材。彼らの現場力に迫る。

  • 2018年3月26日号

     建設現場を最先端の工場へ──。施工の自動化は建設業界が何十年も前から抱いてきた夢であり、国土交通省が推進するi-Constructionの理念でもある。建設会社は、やがて訪れる深刻な人手不足の時代に備え、長年の夢の実現に取り組み始めた。人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)といった革新的…

  • 2018年3月12日号

     従来のコア抜きや引張試験など、構造物に少なからず損傷を与えていた健全度の評価法に取って代わり、「非破壊」で検査が可能な技術の開発が進む。これまで把握できなかった劣化や欠陥を見抜き、かつ扱い方が簡易で、取得したデータを分かりやすく表示する─。そんな技術が続々と生まれている。「見えない劣化を壊さずに知…

  • 2018年2月26日号

     昨年末に浮上したリニア中央新幹線の建設工事を巡る談合疑惑。本当に談合をしていたのかはまだ不明だが、建設業に対する世間の不信感を増大させたことは間違いない。一方、土木関係者の間では、規模が大きく高度な技術を要するリニアならではの事情を考慮すべきだとの意見も根強い。日経コンストラクションでは、インター…

  • 2018年2月12日号

     建設技術者の求人倍率が空前の水準に達している。インフラの維持管理や業務領域の拡大などに伴い、発注機関、建設会社、建設コンサルタント会社を問わず、優れた人材を求めているのだ。技術者の能力の証しとなるのが資格。人材の流動化が増すなか、単に「頑張ります」ではなく資格を武器に「頑張れます」と宣言し、新天地…

  • 2018年1月22日号

    前例や慣習にとらわれず、土木業界に新しい風を吹き込む存在が求められている。編集部ではそんな変革を実践し続ける10人を、業界の内外から選んだ。将来の夢に向かって突き進む志と、専門領域に縛られない行動力を見せる「テクノロジスト」の生き様から、今後の土木業界を展望する。

  • 2018年1月8日号

    大手4社の談合疑惑というビッグニュースが昨年末に飛び込んできたリニア中央新幹線。総工費9兆円の巨大事業の行方はどうなるのか。東京五輪に向けて建設工事が活発化するなか、残業削減など働き方改革にも取り組まなくてはならない。土木界の2018年をキーワード20語で読み解く。