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日経ホームビルダー

本誌のデジタル版(HTML)

  • 2018年6月号

     スパルタ教育からゆとり教育へ――。住宅会社の若手育成法が変わり始めた。すぐに成果を求めず、本人の成長を気長に待ち、教育にかかる投資を惜しまない。残業時間を極力減らし、建て主との折衝は先輩社員が引き受ける。まさに至れり尽くせりだ。そんな若手の姿を見て「俺達が若い頃は」と愚痴を言っても始まらない。徒弟…

  • 2018年5月号

     建築過程をインターネットにつづる、“家ブログ”が広がっている。同時に、建て主と住宅会社のもめ事を目にする機会も増えてきた。建て主の約7割は、住宅会社からの要請に対してブログを「やめない」、もしくは、やめるのは「理由や条件次第」と考えている。ネット上の情報が下手に広がれば、会社の信用を傷つけ、大きな…

  • 2018年4月号

     過去5年以内に引き渡した住宅で、住宅設備のトラブルに遭遇した実務者は約8割に及ぶ。トラブルが発生した住宅設備はエコキュート、水栓金具、排水管など多様だ。この日経ホームビルダーの独自調査からも分かるように、身近な住宅設備のトラブルは頻発している。故障だけでなく火災や騒音、やけど、けがにつながる、知ら…

  • 2018年3月号

     基礎のひび割れには「許容されるもの」と「されないもの」がある。建て主に丁寧に説明すれば、それを分かってもらえるはず。これが従来の住宅業界の常識だった。しかし、最近はヘアクラック(微細なひび割れ)さえ許さない建て主が増えている。このため従来の説明路線から転換、多くの企業がヘアクラック対策に取り組み始…

  • 2018年2月号

    雨漏りと共に住宅会社を悩ませる普遍的なテーマ「結露」。壁体内の結露など躯体に結露水が付着する場合、長期的には耐久性を損なうリスクとなり得る。短期的にも、結露で生じた水が、建材や設備に悪影響を及ぼすトラブルが発生している。そもそも、問題を引き起こす結露水はどこからやって来るのか。事例や実験、識者の意見…

  • 2018年1月号

    太陽光発電システムを搭載した住宅で、躯体が著しく延焼する火災が発生し、台風が通過するたびに太陽電池パネルや架台が飛散している。省エネに貢献する人気設備が、小さな不具合をきっかけに凶器へと姿を変える。最近の事故事例から防止策を学ぶ。

  • 2017年12月号

    築5年を過ぎたら、シーリングの打ち替えを検討する――。そんなこれまでの常識を、建て主が許さなくなっている。外壁塗装の更新は15年、20年と延びているのに、シーリングはその半分以下。これでは別の時機に改修しなければならず、建て主の負担は増すばかりだ。塗装とセットで更新するには、シーリングも「耐用年数2…

  • 2017年11月号

    2016年度に導入した、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)ビルダー登録制度。活況に見えた仕組みに陰りが出てきた。ZEHビルダーを対象とした17年度ZEH補助事業への応募数が失速。本誌調査では、「制度は要る」と答えたZEHビルダーが半数に届かなかったからだ。今後、住宅会社はZEHとどう向き合え…

  • 2017年10月号

    住宅の契約やトラブル対応に密接に関わる民法が改正された。改正民法は、契約重視に大きくかじを切る。「契約不適合」が生じた場合の住宅会社の責任は今まで以上に重くなるので、仕事の見直しが急務だ。住宅会社が知っておくべき改正民法のポイントをまとめ、契約トラブルから身を守り、建て主からの信頼を高める方法を探る…

  • 2017年9月号

    パラペットやバルコニーから浸水する雨漏り事故が、全国で多発している。お手本とすべき標準納まりが住宅業界に存在しないことが一因だ。現場では「脳天くぎ打ち」や「サイディング材の裏張り」など危険な納まりが横行する。そんななか、最新の研究で施工が簡単な“意外な納まり”が抜群の止水性を持つと分かった。防水と通…

  • 2017年8月号

    ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の普及とともに、採用が増えている省エネ窓。ZEHの取り組みに踏み出せていない工務店にとっては、従来との違いに不安もあるだろう。省エネ窓を初めて採用する場合でも、顧客提案では迷いたくないものだ。ZEHの取り組みで先行する実務者たちの声と知恵をまとめた。

  • 2017年7月号

    週刊誌が3月に報じた秀光ビルドの住宅欠陥問題。消費者は以前にも増して住宅品質に厳しい目を向けている。本誌は、新築住宅の施工品質と現場監督の過重労働について緊急読者調査を実施。その結果、53%が「今後、新築住宅の施工トラブルは増える」と回答した。現場監督の仕事量が増えている実態も判明した。どうやって、…

  • 2017年6月号

    これからは50年、100年の長寿命住宅が求められる時代。その実現には、野地板の寿命を延ばすことが不可欠だ。湿気は大敵。通気に問題を抱えた住宅では、築10年も持たずに野地板が腐朽する。欠陥がなくても築20~30年で補修するのが一般的。これでは長寿命はおぼつかない。そんななか、2016年8月に「透湿ルー…

  • 2017年5月号

    建て主が心の中に秘めている不満に気付いているだろうか。家づくりにおいて、トラブルなどを経験した建て主300人に不愉快と思った経験を尋ねたところ、建設途中にあると答えた人が60%を超えた。この傾向は、依頼先を問わない。ひとたびトラブルが生じれば、不愉快な思いは大きなクレームの火種となる。建て主の本音か…

  • 2017年4月号

    19万人の巨大企業、東芝の経営が揺らぐ時代。もはや「大企業は安心」との神話は完全に崩壊した。大事なのは規模ではなく財務体質。特に、建て主に数十年のアフターサービスを約束する住宅会社は、継続して利益を稼ぎ出す「安定経営」が求められる。今回は、16年にわたり高い純利益率を叩き出した住宅会社3社に着目。高…

  • 2017年3月号

    切り土や盛り土を伴う古い擁壁は、ひとたび地震の襲撃を受けるとたちまち弱さを露呈する――。熊本地震の被害分析が進むなか、擁壁の崩壊によって家屋に大きな被害が及んだ実態が明らかになった。崩壊した擁壁は関連法規に適合しないものがほとんど。誰も責任を負わない無責任の連鎖が被害を広げた。地盤の安全に無関心であ…

  • 2017年2月号

    新築住宅は築10年を過ぎればひと安心――。そんな常識が通用しなくなっている。民法の不法行為責任(時効は20年)を追及する欠陥住宅訴訟が続出しているからだ。築10年を過ぎても、基本的な安全性を損ねる欠陥と過失があれば、損害賠償の対象となる。建て逃げは許されない。長期品質保証を前提としたリスク管理が不可…

  • 2017年1月号

    工務店の登録数が急伸し、ブランドとなるマークも発表されて勢いづくZEHビルダー。2016年度補正予算事業の2次公募も始まり、今やZEHは省エネ住宅の中でも大きな存在となった。もはや避けては通れぬZEH、そして省エネ住宅。だが、急ごしらえでの対応は危険だ。やるべきことができていなければ、顧客が満足する…

  • 2016年12月号

    都心の狭小地を中心に、軒の出が小さい「軒ゼロ住宅」の採用が広がっている。しかし、最新の調査結果から、軒ゼロ箇所では雨漏り事故が非常に多いことが分かってきた。見た目は格好よくても、施工の難易度は高く、維持管理費もかかる。それでも軒ゼロをやるなら、雨漏りリスクと費用負担増を建て主に丁寧に説明したうえで、…

  • 2016年11月号

    熊本地震以来、繰り返しの地震に備える意識が高まっている。その対策の一つとして注目されているのが制振システムだ。だが、市販されている制振システムの中には「粗悪品が存在する」と識者は語る。曖昧な基準で製品を選んでいると、“効かない制振”で家づくりをしてしまいかねない。良しあしを見極めるために、システム全…