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【調査】銀座の山野楽器で史上最高額、2016年公示地価

2016/03/22

全国で地価上昇率が最も高かった心斎橋筋商店街

 国土交通省が3月22日に発表した2016年1月1日時点の公示地価で、中央区銀座4丁目の山野楽器銀座本店(中央区銀座4-5-6)が1m2あたり4010万円となり、公示地価として史上最高額を記録した。前年比18.6%増で、1坪あたりに換算すると1億3200万円となる。国交省は銀座エリアについて、「外国人観光客の増加などにより、高額品をはじめとする好調な消費動向が見られ、店舗需要が堅調だ。大規模再開発事業の波及効果もある」と分析している。

 山野楽器銀座本店が公示地価の調査対象となったのは2002年から。リーマンショック前の2008年は1m2あたり3900万円となっていた。1990年前後のバブル経済期は、同じ銀座4丁目にある塚本素山ビルディング(中央区銀座4-2-15)などが1991年に3850万円で最高額をつけていた。

 2016年の公示地価の全用途の全国平均は前年比0.1%の上昇で、2008年以来8年ぶりにプラスに転じた。用途別に見ると、住宅地が0.2%下落したのに対し、商業地が0.9%上昇とけん引した。なかでも三大都市圏の商業地が2.9%上昇となったほか、地方中枢都市(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)の商業地は5.7%上昇と際立った。

大阪・心斎橋筋商店街で上昇率が前年比45%

 全国の商業地で上昇率が最も大きかったのは、大阪市の心斎橋筋商店街(大阪市中央区心斎橋筋2-8-5)で前年比45.1%上昇の1m2あたり827万円。2位はづぼらや(大阪市中央区道頓堀1-6-10)で40.1%上昇の283万円だった。上昇率上位10地点のうち、大阪のキタとミナミの商業地が6地点もランクインした。

 「バブル経済期は転売や投機目的により、全国各地で地価が上昇した。今回の地価上昇は、消費者などの購買需要の増加によって店舗賃料が上昇するといった実需に基づいている」と国交省は見ている。

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