イメージは向上、住宅地としても人気

 街全体のイメージは近年、向上している。外堀沿いの桜並木や、水辺空間を生かした人気のカフェレストラン、外堀通りを挟んで隣町となる神楽坂の風情などが影響している。病院や医療関連分野のオフィス、大学、東京都の関連施設などが多いことも、オフィスや住宅の立地を検討する際にはプラスに働く。

 なかでも、飯田橋サクラパークや飯田橋プラーノがある富士見エリアは千代田区の高台に位置しており、駅が近い割に閑静で、住環境として人気を博している。07年には、飯田橋プラーノの38階建てマンション「プラウドタワー千代田富士見」の全306戸が即日完売。13年には、飯田橋サクラパークの40階建てマンション「パークコート千代田富士見ザタワー」で、多くの“億ション“が数カ月で完売して話題となった。

 今後も、JR線のホーム移設や駅舎建て替え、駅前広場の整備などで、街としての地位がさらに高まっていきそうだ。

外堀の水辺空間を利用した「カナルカフェ」。東京で最初にできたボート場に併設する形で開業した。今もボート営業は継続している(写真:赤坂 麻実)
[画像のクリックで拡大表示]
飯田橋駅西口から見て北西に延びる神楽坂通り(神楽坂周辺の早稲田通り)の様子。沿道建物の意匠や壁面の位置、袖看板の大きさや位置などについて、新宿区が景観形成ガイドラインを定め、街並みの保全に努めている(写真:赤坂 麻実)
[画像のクリックで拡大表示]
神楽坂の路地の風景。石畳や建物の意匠が花街の風情を感じさせる(写真:赤坂 麻実)
[画像のクリックで拡大表示]