過密ダイヤに出入庫もあり

 京成高砂駅付近に2つある「開かずの踏切」(高砂1号・2号踏切)は悩ましい。京成高砂駅の地平部分は2つ島に4線分のホームを有する「2面4線」でほかの駅に比べると余裕があるものの、京成上野と成田空港を結ぶ「スカイライナー」をはじめ、複数路線の複数種別の列車が走る「過密区間」だ。

 これらに加えて、駅東側に広がる高砂検車区(車両基地)へ低速で出入りする列車があるため、場合によっては20~40分も遮断機が下りたままという状態に陥る。

 東京都は2004年、踏切対策基本方針を策定。京成高砂―江戸川間を含む20区間を「鉄道立体化の検討対象区間」と位置づけ、2008年には同区間を「事業候補区間」とした。

 高架化に合わせて駅前広場も整備する。北口・南口エリアに電車・バス・タクシーなどの乗り継ぎが便利な駅前広場を構える計画だ。現状は広場らしき場所がない。隣接する検車区を移動して、開いた土地を活用しながら高架化を進める。検車区の跡地は、新たなにぎわいと活力の拠点として整備する。

京成高砂駅北口の様子(写真右)。手前にエレベータ、奥に階段がある。バスやタクシーを止めるには狭い(写真:日経アーキテクチュア)
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京成高砂駅南口の様子。写真右に階段、左にエスカレーターがある。広場らしき空間はない(写真:日経アーキテクチュア)
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もう一つの南口。路地の奥の階段を上がる(写真:日経アーキクチュア)
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1979年の京成高砂駅周辺。北総線の線路がまだ敷かれていない時代の写真。現在の北総線の京成高砂―新鎌ケ谷間は1991年に開業した(写真:国土地理院)
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2007年の京成高砂駅周辺。北総線の線路が出現し、1979年の写真と比べると、宅地化が進んだことが分かる(写真:国土地理院)
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2013年の京成高砂駅周辺。金町線ホームが高架に移り、都営高砂アパートの一部が取り壊されている(写真:国土地理院)
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青龍神社付近から京成線の中川橋梁を見る。1986年に高架化された青砥駅から京成高砂駅へ向けて電車が駆け下りてくる(写真:大野 雅人)
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京成線の真上に設置されている金町線ホーム。すべての線路を高架化する場合は、この金町線ホームも一体的に再整備する可能性がある(写真:大野 雅人)
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現在の高砂検車区は京成線・北総線の南側にある高砂北公園付近へ移設する。現・都営団地の敷地も使う。上部を防災にも役立つ公園として整備する(写真:大野 雅人)
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高砂検車区の北側に補助282号を整備する(写真:大野 雅人)
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高砂検車区の南には、東西道路を横断している保線用ヤードなどがある(写真:大野 雅人)
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