開発協議会が将来ビジョンを取りまとめる

 北総線の京成高砂―新鎌ケ谷間が1991年に開業。しかし、高架化は実現しなかった。再び機運が高まったのは、北総線を成田空港まで乗り入れる計画が持ち上がった頃からだ。

 新しい高砂地区開発協議会が立ち上がり、下部組織として葛飾区と江戸川区が2001年に「京成本線京成高砂駅~京成小岩駅付近開かずの踏切対策及びまちづくりに関する勉強会」を発足させた。東京都や京成電鉄とともに鉄道・道路の立体化と街づくりについて検討を進めてきた。

 また、開発協議会が葛飾区と協力して、2015年に「駅周辺地区のまちの将来像」を取りまとめ、街の将来ビジョンを描いた。内容は盛りだくさん。主な拠点として駅周辺、現・車両基地、現・都営団地の3カ所にフォーカス。駅周辺では京成線の連続立体化や道路・駅前広場の整備、現・車両基地では基地移設と跡地開発、現・都営団地では建て替えに合わせて新たな車両基地を建設して上部を公園として整備する。

京成高砂駅のメーンストリートである都道307号と高砂1号踏切。駅改札口は写真右手の階段で結ばれている(写真:大野 雅人)
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高砂地区開発協議会が案として取りまとめた「駅周辺地区のまちの将来像」。京成高砂駅を高架化し、駅前広場の新設、都道307号などの道路整備、高砂検車区(車両基地)の移設など実施する(図:高砂地区開発協議会)
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高砂1号踏切から都道307号(高砂商店会)柴又方面を見る。朝夕ラッシュ時間帯は、亀有と小岩を結ぶ京成タウンバスや商業車、マイカーなどが連なり渋滞が発生する(写真:大野 雅人)
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京成高砂駅の都心側部分。同駅には、地平ホームの真上に金町線ホーム(2階)がある(写真:大野 雅人)
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都道307号から京成高砂駅、高砂1号踏切を見る。道路周辺には「連続立体交差事業の早期実現!」といった文字があちこちにある(写真:大野 雅人)
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昼間も遮断機がなかなか開かない高砂2号踏切。京成線や北総線を行く電車のほかに、高砂検車区に低速で入出庫する電車があることで、「開かずの踏切」と化す(写真:大野 雅人)
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京成高砂駅はすでに柴又に向かう金町線のホームとコンコースが高架の2階部分に移設済み。ただし、京成線を高架にした際の2階部分の使い方など、具体的な計画は示されていない(写真:大野 雅人)
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