東京都の小池百合子知事は2月10日の記者会見で、都道環状2号の未供用区間のうち晴海─豊洲間を、東京五輪選手村建設現場に出入りする工事車両に限定して先行供用すると発表した。選手村の工事が1月から本格化したことで見込まれる今後の工事車両の増加に対応する。

環状2号の晴海(写真左手)─豊洲間の中心となる橋長550mの豊洲大橋。2016年11月に撮影(写真:日経コンストラクション)
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■環状2号晴海─豊洲間の工事車両通行ルート
晴海─豊洲間の延長は約1km(資料:東京都)
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 同区間の中心となる豊洲大橋などの構造物は既に完成している。東京都は一般車両の通行を防ぐゲートや看板などを設置したうえで、豊洲から晴海に向かう車線(搬入ルート)の供用を2月27日に、反対側の車線(搬出ルート)の供用を3月末に、それぞれ開始する。晴海地区の選手村で東京都と民間の特定建築者がそれぞれ進める工事の関係車両だけが通行できる。

 環状2号晴海─豊洲間は、当初の計画では2016年12月中に新橋─晴海間とともに暫定開通する予定だったが、豊洲新市場問題の余波で未開通の状態が続いている。

 選手村の現場では今年1月から宿舎本体を整備する建築工事が始まり、近隣の住民や事業者への対策として工事車両のルートを増強する必要性が生じていた。そこで都は、築地市場移転の遅れの影響を受けずにほぼ完成していた晴海─豊洲間を工事用道路として使うことを決めた。

(関連記事:環状2号は2段階で五輪前に暫定開通へ
(関連情報:小池都知事の2017年2月10日付記者会見東京都:環状第二号線(晴海~豊洲間)における工事車両の通行について