2014年点検で支柱に錆

 熊本県土木部によれば、落橋に至ったメカニズムは分かっていない。橋には落橋防止装置を設置していたが、どのような構造の装置かは19日時点で資料を調べている段階。落橋防止装置の効果について検証する必要がありそうだ。

写真中央で路面に転がっているのが鋼製支柱とみられる(写真:日経コンストラクション)
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 府領第一橋は直近で、熊本県が14年に点検している。この際、ロッキング橋脚の鋼製支柱に錆が見つかったが、錆に対する健全度の評価は19日時点で分かっていない。軽微な損傷であれば、5年後の定期点検まで経過観察することになる。

 震災直後の混乱で結果は分かっていないが、01年に耐震診断を実施した記録が残っている。また、同県が11年に制定した橋梁長寿命化修繕計画には11年度から5年間の補修計画が掲載されている。府領第一橋の補修工事は、最終年の前年に躯体のひび割れ補修を予定となっている。

<追加情報>
 4月21日に熊本県から追加の情報提供がありました。14年の点検で見つかった錆の評価は「構造に支障を来すものではない」とし、県は5年後の次回点検時まで経過観察すると判断しました。
 また、01年に記録されているとした「耐震診断」は、「診断にもとづく耐震設計」がより正確な情報になります。この設計に基づいて落橋防止装置を設置しました。(2016年4月21日17時30分)