熊本地震で被害を受けた九州新幹線は、4月20日に新水俣─鹿児島中央間で運転を再開したものの、被災区間では復旧の見通しが立っていない。回送列車の脱線にとどまらず、橋脚や橋桁など軌道を支える構造物が広い範囲で損傷している。

■九州新幹線の路線図
緑色の線で囲んだのは熊本県内の駅。熊本─新八代間には熊本総合車両所がある。国土交通省の資料に日経コンストラクションが加筆
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 JR九州が4月17日に発表した九州新幹線の被災状況によると、新玉名─新八代間の高架橋の柱に約25カ所にわたってひびが入った。さらに、新玉名─熊本間では高架橋の調整桁で2カ所にずれが発生。新八代駅ではホームを支える桁に約20カ所の損傷が生じた。

新玉名─新八代間の高架橋の柱に入ったひび(写真:JR九州)
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新玉名─熊本間の高架橋で調整桁のずれが生じた(写真:JR九州)
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新八代駅のホームの桁が損傷(写真:JR九州)
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