4月14日夜に発生した熊本地震で、熊本城では広い範囲で石垣崩落などの被害が発生した。建造物では国の重要文化財である長塀の倒壊などが判明しているが、詳細な状況はまだ明らかになっていない。

■熊本城の被災状況の概要
(資料:熊本市)
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 震度5強を観測した熊本市中央区にある熊本城では、敷地の北端付近にある百間石垣から天守付近を経て、南端に近い備前堀石垣に至るまで、広い範囲で石垣が崩落した。被害が大きかったのは、幅10m弱にわたって崩れた「備前掘石垣」、幅7~8mにわたる崩落が発生した三の丸第一駐車場の東側石垣などだ。

 下の写真は「飯田丸五階櫓」と「戌亥櫓」の付近の石垣でそれぞれ生じた崩落。ともに2000年代に木造で復元された櫓には目立つ被害が見当たらない。

熊本城「飯田丸五階櫓」の石垣の被災状況(写真:国際航業・パスコ)
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熊本城「戌亥櫓」付近の石垣の被災状況(写真:国際航業・パスコ)
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