歴史的建造物を改修・転用して、観光資源にする取り組みが各地で相次ぐ。収益を維持管理に充てたり、地域活性化につなげたりすることが狙いだ。国もこの動きを後押し。その一環で、今通常国会で文化財保護法改正案を提出した。「保護優先」から「積極的な活用」への大転換──。改修工事が進む先行事例のリポートとともに、改正法案のポイントを解説する。新たな価値の創出で「稼ぐ力」を高める視点が、今後の保存・活用には欠かせない。

老朽化した施設を再整備する計画が進む京都市美術館。重厚な外観はそのままに、正面エントランスや展示室などを改修する。完成予定は2019年10月で、同年度中の開館を目指す(写真:生田 将人)
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出典:日経アーキテクチュア、2018年5月24日号 pp.34-35 特集 稼げる保存
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