モザイクタイルの全国一の生産地に、その産業文化を伝えるために建てられた博物館だ。現実に存在するとは思えない意外性のある外観が注目を集め、集客効果は絶大。地元有志が長年収集してきた展示品も好評で、産地が活力を取り戻す光明を与えている。

南側で建物に正対すると、その奥行きが見えないことが不思議な存在感につながっている。入り口前のくぼんだ地面に敷いた亀甲形の石は、前庁舎の土留めに使われていたもの。くぼみのまわりには側溝を設け、降雨時の水はけに配慮。雨水は地下に通したパイプで建物の裏に流す(写真:車田 保)

建築概要

名称 多治見市モザイクタイルミュージアム
名称読み タジミシモザイクタイルミュージアム
所在地 岐阜県多治見市笠原町2082-5
発注者 多治見市
設計者 藤森照信・エイ・ケイ設計・エース設計JV
設計担当者 藤森照信
設計協力者 織本構造設計(構造)
a&A設備設計(設備)
井上電気設計室(電気)
監理者 藤森照信・エイ・ケイ設計・エース設計JV
施工者 吉川組・加藤組・櫻井建設JV(建築)
小境電気工事・林電気商会JV(電気)
五十嵐工業・大和設備JV(機械)
建物の主用途 博物館
地域・地区 近隣商業地域
敷地面積 3558.85m2
建築面積 793.95m2
延べ面積 1925.02m2
構造 鉄筋コンクリート造
階数(地上) 4階
最高高さ 19.416m
建設費 総事業費:10億5900万8920円、設計・監理費:6886万6000円(基本・実施設計4949万7000円、工事監理1936万9000円)、総工費:9億9014万2920円(建築8億855万4960円、電気1億1098万4040円、機械7060万3920円)
竣工時期 2016年03月
掲載号 日経アーキテクチュア2016年10月13日号