道行く人が不思議そうに見上げていく独創的な木の建築が、東京・南青山に現れた。60mm角のヒノキによる「地獄組み」と呼ばれる木組みは、単なる装飾ではなく、床や屋根の荷重を支える構造体でもある。

北東から見た外観。菱形を単位とする地獄組みをランダムに配置した構造体で、3層の床と屋根を支える。使用したのは、断面60mm角の岐阜県産の東濃ヒノキ。強度の高いE110等級の部材を不燃処理している。垂直に立つ部材は1本もない。写真左側の東面では、地獄組みの格子面もすべて傾いているが、そこから連続する北側の格子面は垂直に立つ(写真:安川 千秋)

建築概要

名称 SunnyHills at Minami-Aoyama(サニーヒルズ南青山)
名称読み サニーヒルズアットミナミアオヤマ
所在地 東京都港区南青山3-10-20
発注者 Sunny Hills Japan
設計者 隈研吾建築都市設計事務所
設計担当者 隈研吾(隈研吾建築都市設計事務所)
設計協力者 佐藤淳構造設計事務所(構造)
環境エンジニアリング(設備)
監理者 隈研吾建築都市設計事務所
施工者 佐藤秀
施工協力者 三栄設備工業(空調・衛生)
国興システムズ(電気)
翠豊(木工事)
建物の主用途 店舗
地域・地区 第二種中高層住居専用地域、準防火地域、第三種高度地区
敷地面積 175.69m2
建築面積 102.36m2
延べ面積 293m2
構造 鉄筋コンクリート造・一部木造
階数(地上) 2階
階数(地下) 1階
最高高さ 8.82m
建設費 工事費:非公表
竣工時期 2013年12月
掲載号 日経アーキテクチュア2014年04月25日号