表示プレートも用意

 申請者から申し出があった場合、参考情報として記載できる項目がいくつかある。例えば、実績値(エネルギー使用実績)。実績値は建物の稼働時間や在室人数などで大きく値が変わるため、BELSでは対象外としているが、既存建築物に関しては参考情報として評価書に併記できる。

 また、評価対象外の省エネルギー措置に関する情報や、非常用電源の有無など災害時対策として有益な情報、空調使用時間や入居率など建築物の販売・賃貸において参考となる情報なども記載できる。記載できる参考情報の詳細については、各BELS実施機関に事前相談することが望ましい。

 各BELS実施機関は評価書を交付する際に、主要な評価内容を記載した表示ラベルのPDFデータを発行する。このデータはチラシといった印刷物やホームページなどに使うことができる。「データを紙に印刷し、額装してパネル展示に用いるケースもある」と住宅性能評価・表示協会基準運用委員会委員長・温熱試験委員会委員長の齋藤卓三さんは説明する。

 申請者の希望に応じて、各BELS実施機関は表示プレートを制作し、販売する。表示プレートを建築物に表示すれば、マンション販売やテナント誘致などの営業ツールとして利用できる。需要が高いと想定される表示プレートは住宅性能評価・表示協会が既に規格品をつくっている。

 表示プレートは屋内用、屋外用のほかカウンター置きなど、いくつかのタイプを用意する。齋藤さんは、「規格品のプレート以外にもさまざまな表示方法について問い合わせを受けている。検討した上で実態にあった運用のルールを決めていきたい」と話す。

各種のBELSプレートを用意する(資料:住宅性能評価・表示協会)
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