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【調査】募集戸数減で賃料水準が回復傾向に/住宅賃料調査2011年第3四半期

2011/11/09

賃貸マンションの募集戸数の推移
賃貸マンションの募集戸数の推移

 東京都心のマンション賃貸市況が、2011年第3四半期(7月~9月)に入って回復傾向を見せている。中央区にあるファミリー向け住戸(おおむね60m2以上)の募集坪単価は前四半期比で平均1.5%増加し、前年同期比でも1.4%上回った。渋谷区や文京区のシングル・DINKS向け住戸(おおむね50m2台まで)も同様に上昇している。

 この調査は、ファンドやREIT(不動産投資信託)からの投資需要が大きい、2001年以降竣工のRC造・SRC造マンションを対象にしている。エリアは千代田、中央、港、新宿、渋谷、品川、文京、目黒、世田谷の各区と、名古屋市、大阪市。賃貸住宅に関する調査・分析やコンサルティングを手がけるリーシング・マネジメント・コンサルティング(LMC、本社:港区)が実施した。

 募集(供給)戸数は一様に大幅な減少が目立つ。調査対象11エリアのうち、前年同期よりも25%以上減少した地区は8エリアに上る。これは第3四半期に募集坪単価が上昇したエリアともほぼ一致する。

 LMCは「需給の原則から言えば、多くのエリアで賃料水準が上昇する可能性がある」と分析する。ただし、「港区のように高額賃貸物件や外国人向け住宅が多いエリアでは、不況の影響で強気の賃料設定が難しい状況にあり、回復にはしばらく時間がかかりそうだ」とも指摘している。

 成約賃料水準を含めた調査データの詳細は、こちらで公開している(購読者限定)。

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