深刻化する職人不足に対応するため、多くの建材・設備メーカーが熟練工を必要としない工法や、施工単価を低減できる製品の開発に注力している。環境対応と省力化を一体的に進めているのがポイントだ。

 この8月、東京都文京区に外断熱工法を導入した3階建て鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅が完成した(写真2-1)。延べ面積が64m2の狭小住宅で、隣家の外壁との距離は45cmしかない。

写真2-1 足場なしで外断熱のRC住宅を施工
ガンバリ工法の導入例。足場を使わない工法で、この8月に東京都文京区に完成した(写真:愛三土地建物)

 敷地をギリギリまで活用できた理由は、足場を使わない工法を採用したからだ。現場に導入したのは、元日マテール(神奈川県藤沢市)が開発した「ガンバリ工法」。同社は、元旦ビューティ工業の関連企業で、FRP型枠を製造するメーカーだ。