建設会社のランキングでは、いわゆる大手5社がトップ5に並んだ。大和ハウス工業のように、コスト競争力を評価された会社もある。ただし、発注経験のない相手にコスト競争力の強みをどう伝えるかが課題となる。

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 発注者による建設会社の好感度ランキングは、1位から順に竹中工務店、鹿島、清水建設、大林組、大成建設となった(図3-1)。いずれも建築売上高で上位に並ぶ企業だ。設計事務所ほど突出した差はなかった。回答者数からみた知名度も、設計事務所ほどの差はない。

図3-1 建設会社の好感度ランキング
前回順位は本誌が2001年に実施した同様の調査の結果。カッコ内は有効回答の人数。有効回答の合計が全回答者の1割以下の1社は参考値とした。(資料:日経アーキテクチュア)

 部門別のランキングは、2つのグループに分けると傾向が読み取りやすい(図3-2)。1つは、「コスト競争力」以外の4部門だ。各部門とも順位の違いはあれ、総合力に勝る大手がトップ5を占める。

図3-2 部門別ランキング
表中の数字は偏差値で、平均的な評価であれば50となる。数字が大きいほど評価が飛び抜けて高いことを意味する(資料:日経アーキテクチュア)

 一方、「コスト競争力」だけはトップ5に大手5社が1社も入らなかった。同部門の1位は大和ハウス工業、2位は東洋建設と続く。

 大手5社は「コスト競争力」では劣るものの、他の4部門で総合力を発揮して好感度の上位を占めた構図が浮かび上がる。大手に対しては、「組織がしっかりしている」「どんな仕事でもこなせそう」といった信頼を寄せる声が多かった。