1棟の工事費を5分で計算 改正省エネ基準の適合判定も

 K-engineサービスを理解してもらううえで、最も分かりやすいのは「自動見積もり」の機能だろう。今、住宅会社は木造住宅1棟の工事費の見積もりに1週間程度かけている。K-engineサービスを使うと、それが5分程度で終わる。それも、非常に簡単な操作で、自動で計算できるようになる。

 なぜ、たった5分で見積もりを出せるのか。原理は簡単で、K-engineサービスでは約500万の建材設備製品をデータベース化している。皆さんが描いたCAD図面データをアップロードすると、そこから面積などの情報を自動で読み取り、データベースと照合して計算する。その金額は建材設備だけではなく、1棟を建てるのに必要な全工事を含む。さらに、各社の卸値の単価や掛け率、利益率などを登録すれば、それに応じた見積もりを計算できる。この機能のメリットは速さだけではない。数量の拾い漏れや、計算する人による金額のバラツキがなく、高い精度の見積もりができる点にもある。

●K-engineベーシックサービス(新築向け)
作成したCAD図面のデータをもとに、500万点の建材データベースなどと照合して、5分程度で1棟分の工事費を計算する「自動見積」機能を持つ。そのほかにも、業務を効率化する各種ツールを備える

 ほかにも様々な機能を搭載しているが、この4月下旬からは「改正省エネ法」の仕様規定に対応する機能もスタートさせる。図面データから読み取る仕様をもとに、住宅の省エネ性能を自動計算して、新しい省エネ基準に適合するかどうかを判定する。結果が不適合の場合、修正すべき点がひと目で分かるようにしてある。建物の省エネ性能を、一から自分で計算するのは大変な負担だが、K-engineサービスを使えば、その作業も大幅に軽減できることになる。