対策は関係者の連携強化から

石垣 泰輔氏 関西大学環境都市工学部都市システム工学科教授(写真:一ノ谷信行)

集中豪雨が発生すると、下水で処理しきれない雨水は道路にあふれ、地下空間に流れ込む。最も危険な地下室では既に、この地下空間浸水による死者も出ている。ところが、その危険性は地下空間の利用者にまだ十分に認識されていない。適切な避難誘導に向け、関係管理者や自治体などの連携強化が求められる。

  日本の都市の多くは沿岸域、海に近い低平地にある。東京は176万人、名古屋は90万人、大阪は138万人がゼロメートル地帯に住む。そこに数多くの地下空間がある。

 地下空間は規模によってさまざまなものがある。水は低いところに向かうので、水害が起こると水は地下に集まる。その時に何が起こるか、どう避難するかを考えていかなければいけない。

●浸水リスクのある地下空間