シールド機は羽沢─新横浜間に転用

 西谷トンネルは2013年2月に羽沢駅側から掘進を開始し、14年5月に掘削が終了。今後は線路を敷設する部分や、トンネル内側のコンクリート(二次覆工)などの工事を進める。

 同トンネルで使用されたシールドマシンはいったん解体して運搬のうえ、羽沢─新横浜間の「羽沢トンネル」掘削に転用されることになっており、羽沢駅の工事現場には分解されたコンクリートの内型枠が置かれている。

 羽沢トンネルの建設工事は今年3月に施行会社と契約。掘削はまだ始まっていないが、シールドマシンの発進たて坑は羽沢駅の工事が行われている場所より新横浜駅寄り、JR東海道貨物線をまたぐ第三京浜道路の手前付近となる予定だ。

羽沢駅の工事現場には、西谷トンネルの掘削で使用されたシールドマシンの内型枠が分解されて並んでいる(写真左)。羽沢─新横浜間の掘削にも同じシールドマシンが使われる(写真:小佐野カゲトシ)

 羽沢駅─新横浜駅(仮称)間は約4.2kmあり、羽沢駅の東側で相鉄・JR直通線が分岐するが、JR東海道貨物線との接続部分は工事が遅れている。相鉄・東急直通線はこの先、大半の区間で環状2号線の地下を通って新横浜へと向かう。

 羽沢駅の周辺は住宅地が広がっているが、既存の鉄道駅はどこもやや離れており、決して公共交通が便利な地域とはいえない。相鉄・JR直通線と相鉄・東急直通線は都心と相鉄沿線を結ぶだけでなく、これまで鉄道網がカバーしていなかったエリアの利便性を高める役割も期待される。

 次回は、新横浜駅─日吉駅間の工事についてリポートする。

新横浜から日吉まで、東横線造り替え含む大工事