地下ホームが姿を現す羽沢駅

 相鉄・東急直通線の起点となるのは羽沢駅(仮称)。施設としては相鉄・JR直通線の駅として建設されており、10年に着工した。

 JR東海道貨物線の横浜羽沢駅と横浜市道環状2号線に挟まれた場所に位置するコンクリート2層構造の地下駅で、深さ約13m、最大幅は21.7m。駅舎は地上に建設され、地下の1層目は機器室、2層目がホーム階となる。ホームは相対式2面2線の配置で、長さは10両編成に対応し約200m。ホーム幅は6.6mで、相鉄・東急直通線の他2駅も含めホームドアが設置される予定だ。

羽沢駅の工事現場。左に見えるのはJR東海道貨物線の横浜羽沢駅。奥に見えるのは、シールドマシンの発進たて坑の上に建てられた「防音ハウス」の骨組み(写真:小佐野カゲトシ)

羽沢駅の断面図。相対式ホーム2面2線で、ホームは10両編成に対応。駅舎は地上に建てられる(資料:鉄道・運輸機構の資料をもとに小佐野カゲトシが作成)

 羽沢駅は開削工法で建設されており、現在の進捗は全体の約7割で鉄筋コンクリート造の躯体が完成した状態だ。施工者は鉄建を幹事会社とする共同企業体(JV)。

 鉄道・運輸機構新横浜鉄道建設所の中西孝治所長によると、これまで横浜羽沢駅と環状2号線をまたぐ歩道橋の部分は工事が進んでいなかったが、8月にやや位置をずらした新設の歩道橋に切り替えを行ったため、この部分も従来の歩道橋を撤去して工事に着手すると言う。

 将来は地上駅舎とホームを結ぶ階段となる部分を通って地下に降りると、すでに相対式ホームの形が姿を現しており、開業後の様子がイメージできるまでに工事が進んでいることが実感できる。

羽沢駅のホーム部分。仮設の階段がある部分は、開業時には地上駅舎とホームを結ぶ階段となる。ホーム階の上は機器室になるという(写真:小佐野カゲトシ)

地上の歩道橋部分にあたる場所(写真奥)はこれから工事に着手する(写真:小佐野カゲトシ)

8月、新設の歩道橋に切り替えを行った直後の旧歩道橋。現在は中央の部分から撤去作業が始まっている(写真:小佐野カゲトシ)