リニア品川駅は2面4線か

 では、新設されるリニア品川駅はどのような姿になるのだろうか。位置についてはケンプラッツの1月5日付記事で、(1)現新幹線の直下、(2)現新幹線に直交、(3)セントラルガーデン直下――の3パターンを予想した。ここでは、ホームの構成を予想してみる。

 リニア新幹線の輸送力についてJR東海の幹部はこれまでに、1時間当たり10本の列車を走らせるのが目標と発言している。この目標値を基に、車両編成数や電力、車両基地など施設や設備の規模が決められる。

 1時間当たり10本ということは、平均すると6分おきに列車が発着する。これに対応させるためには、2本のホームそれぞれの両面に列車を止まれるようにする「2面4線」のホームが必要になるだろう。列車の折り返し時間を最長24分にでき、車内清掃などの時間を確保しやすい。

 長距離列車の始発駅には、ある程度の余裕を持たせる必要がある。大きな荷物を持った利用者、団体客、何十分も前から発車を待つ人などがいる。ダイヤが乱れた際に、遅れを吸収したり利用者の集中に耐えたりできる能力を備えておくことが重要だ。

 とはいえ、自力での建設を目指すJR東海にとって、事業費の抑制は最重要課題だ。1本のホームの両側に列車を停車させる「1面2線」にする選択肢もあるだろう。降車ホームと乗車ホームを分け、列車はホームの先に設けた引き上げ線で折り返すようにすれば、苦しいながらもやりくりできそうだ。

品川駅ホーム構成の予想
折り返しに余裕のある2面4線で整備される可能性が高いものの、事業費を抑制するために1面2線での整備も選択肢に入ってくるだろう(資料:ケンプラッツ)