須賀工業の三木秀樹氏は今年3月、首都大学東京から工学博士号を授与された。現在59歳の三木氏は、約20年にわたり社内外で3次元CADやBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の業務や技術開発で得た知見をもとに、BIMモデルを表計算ソフト「Excel」のマクロ機能を使って効率的に作成する方法を研究にまとめた。

 東京・上野に本社を置く設備工事会社、須賀工業で業務企画室長を務める三木秀樹氏は、1980年に大阪大学大学院都市環境科学研究科の修士課程を修了し、同社に入社。その後、設計部、工事部、技術研究所を経て、1994年から現在までの約20年間、社内外で3次元CADやBIMに関する業務や技術開発に携わってきた。

 その成果を「建築設備分野におけるBIMの課題と解決手法に関する研究」という論文にまとめ、今年3月に首都大学東京から工学博士号を授与された。

 その内容は、身近な表計算ソフト「Excel」を使ってBIMでの設計に使うBIMパーツを効率的に作成したり、配管のルートを自動的に設定したりするというユニークなものだ。

首都大学東京から授与された工学博士号の「学位記」を手にする須賀工業の三木秀樹氏(左)と博士論文の表紙(右)(写真:家入龍太)