清水建設はシンガポールの郊外で施工中の「スカイ・ハビタット・コンドミニアム」工事でBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を導入。複雑な構造部分の施工シミュレーションや設備の干渉チェックなどに活用している。現場では完成に向けての作業が急ピッチで進んでいた。

 スカイ・ハビタット(Sky Habitat)とは、「空中の住まい」を意味する。地上38階建ての2棟の建物からなるコンドミニアムのユニークな外観は、施工中でも目を引く存在感だ。

 2棟は上から下へと広がるような外観をしており、一方の棟は途中から逆V字型に開いて地上につながる。2棟の建物の間には14階、26階、38階に3本の橋を架ける。そして、最上階をつなぐ橋にはなんと、プールが設けられている。

清水建設がシンガポール郊外で施工中の「スカイ・ハビタット・コンドミニアム」の現場(左)と完成予想図(右)(左写真:家入龍太、右資料:清水建設)

最上部の橋には空中プールが設けられる(資料:清水建設)

 シンガポールで空中プールというと、観光スポットとしてすっかり人気が定着した「マリーナ・ベイ・サンズ・ホテル」屋上のプールが有名だ。意匠設計を担当したのはサフディ・アーキテクツ(Safdie Architects)だ。

 実はスカイ・ハビタットの意匠設計を担当したのも、サフディ・アーキテクツなのだ。そう言われてみると、タワー間を空中プールでつなぐ大胆なデザインや、地上に向かって足を開くような建物の外観は、2つのプロジェクトに共通する特徴といえなくもない。

マリーナ・ベイ・サンズ・ホテルの外観(左)と屋上のプール(右)。意匠設計はサフディ・アーキテクツだ(写真:家入龍太)