40年前から2次元図面に対する不満が

 KAPシステムの前身となるソフトの開発が始まったのは1972年。当時の社名は片山鉄工所だった。鉄骨部材を製作する時に必要となる原寸型板の作成を省力化するため「2次元原寸型板システム」として開発に着手したものだ。

片山ストラテックの本社と工場(左)。工場で製作中の鉄骨部材(右)(写真左:家入龍太、写真右:片山ストラテック)

KAPシステムを開発する片山ストラテック鉄構システム部のスタッフ。左から3番目が熊谷和彦部長

 「40年前から2次元図面に対する不満があった。KAPシステムの開発当初から3次元の発想でシステム開発を始めたと聞いている」と片山ストラテック鉄構事業部鉄構システム部長の熊谷和彦氏は語る。

 初めは自社で使用するために開発していたが、83年に外販を開始した。以来、OSやハードを乗り換えながら改良を続けている。現在のユーザーは約150社で、約500セットが使われている。

 開発当時にはパソコンはなかった。そこでまず72年は当時の電電公社が提供していた科学技術計算システムサービス「DEMOS」を使い、77年はメインフレーム、83年にはスーパーミニコン、87年にはワークステーション、そして96年にはパソコンとハードを乗り換えていった。OSにはUNIX系のものを一貫して使用し、現在はLinuxを使っている。