今回の建設IT注目情報 ~リード エグジビション ジャパン「新エネルギーWeek 2011」~

 太陽光発電からスマートグリッド、エコ建築まで、新エネルギー関連の総合展示会、「新エネルギーWeek 2011」(主催:リード エグジビション ジャパン)が3月2日~4日、東京ビッグサイトで開催されました。

 関連する7つの展示会が同時開催され、
 
25カ国から2100社
 
が出展しました。展示会場を一通り見て回るだけでも、2~3日かかりそうでした。

7つの展示会が同時開催された「新エネルギーWeek 2011」の会場風景(写真:家入龍太)

 スマートグリッドなど新エネルギー関連システムは、太陽光発電パネルや燃料電池、蓄電池、制御・通信機器、ソフトウエアなどを組み合わせた複雑なものが多いのが特徴です。

 大手メーカーや建設会社などの多彩な出展内容すべてを、限られた時間で取材するのは難しいと思った私は、建設分野と最も関係の深そうな「太陽光発電システム施工展」と「エコハウス&エコビルディングEXPO」の展示会場に集中して、新ビジネスにつながりそうな製品を発見すべく、歩き回りました。

 「エコハウス&エコビルディングEXPO」の会場で見つけたのは、協同のブースでデモンストレーションを行っていた全自動芝刈りロボット「LawnBott」(2011年4月発売予定)です。入り組んだ芝生の上をジクザク走行や渦巻き走行しながら動き回り、障害物を避けながら芝を刈るバッテリー駆動式のロボットです。

 バッテリーが消耗してくると自動的に充電場所に戻り、約3時間で充電を完了して、作業を再開します。芝生の周りに特殊なケーブルを設置しておくことによって芝刈りの範囲を設定できます。

 実勢価格は99万円になる見込みです。芝刈りが面倒という施主への設計提案に組み込んでみてはいかがでしょうか。

協同のブースで行われていた全自動芝刈りロボット「LawnBott」のデモンストレーション(写真:家入龍太)

 「太陽光発電システム施工展」の会場では、「エコピュアクリーン」(2010年5月発売)という製品のデモを行っていた日本フォームサービスのブースが目に留まりました。長い棒に回転式のブラシを付けて太陽光発電パネルを洗浄しています。勾配のゆるい屋根の太陽光パネルは汚れやすく、洗浄によって発電効率が落ちないようにするのだそうです。

 洗浄には水道水を精製し、不純物を取り除いた「純水」を使っているとのこと。乾いた後に不純物が残留しないのでふき上げ作業が不要なのがメリットです。

 また、コスモシステムのブースでは、太陽光パネルを既存の建物に取り付ける基礎の新製品「BASE CUBE2」(発売時期未定)を展示していました。コンクリート製架台に比べて重さは5分の1と軽いのが特徴です。その上に設置する「FRP製基礎架台」(2011年4月発売予定)も“H形鋼”のように見えますが、FRP製でとても軽量です。

日本フォームサービスのエコピュアクリーンのデモ(左)とコスモシステムのFRP製基礎架台「BASE CUBE」(右)(写真:家入龍太)

 これらの洗浄サービスや軽量架台は、太陽光発電やスマートグリッドの普及を陰で支える製品・サービスと言えそうですね。同じ会場には文字通り、様々な機器を地面の上で支えるための製品も展示されていました。