今回の建設IT注目情報 ~Zコーポレーション「ZPrinter 150」~

 建物などの3次元データから立体的な模型を作る3Dプリンターは、かつては1000万円以上するのが当たり前でした。ところが、ここ数年、価格がどんどん安くなっています。

 3Dプリンターにも造形方法によって、いろいろな種類があります。“価格破壊”は、これまで溶けたプラスチックを積み重ねたり、合成樹脂のシートを層状に張り合わせたりして造形するタイプの製品が先行し、200万円を切るものもありました。

 石こうなどの粉末に「バインダー」という固着材を吹き付けながら造形するタイプの製品は造形スピードが速く、これらの製品に比べて割高感がありましたが、このほどZコーポレーションは低価格の新製品「ZPrinter 150」を発売しました。

その価格は、ナ、ナ、ナ、ナ、ナント、
 
198万円(税抜き)
 
と、他の造形タイプの製品に対抗できる水準になったのです。

 ZPrinter 150は模型の造形だけを行う「モノクロタイプ」ですが、フルカラーで模型の色や模様を着色できる「ZPrinter 250」も同時に発売しました。価格は348万円(税抜き)です。

 両製品とも造形できる模型の最大の大きさは236x185x127mm、機器の寸法は74x79x140cm、重量は165kgです。

 仕様は違いますが、同社のフルカラータイプの主力製品「ZPrinter 450」(造形サイズ: 203x254x203mm)は2年前には600万円近くしていました。粉末造形タイプの3Dプリンターも、かなり導入の敷居が低くなってきましたね。

モノクロタイプの「ZPrinter 150」(左)と模型の作例(右)(写真:Zコーポレーション)

フルカラータイプの「ZPrinter 250」(左)と模型の作例(右)(写真:Zコーポレーション)

材料の粉末(右)やバインダー(左)は手を汚さずにセットできる(写真:Zコーポレーション)
 今回の新製品が買いやすくなったのは価格面だけではありません。日本のオフィス事情にもマッチするようになったのです。