東日本旅客鉄道(JR東日本)は12月19日、2015年3月14日のダイヤ改正の概要を発表。宇都宮・高崎・常磐の3線が東海道線に直通する「上野東京ライン」の運行体系やダイヤを公表した。現ダイヤで上野駅止まりの列車の多くを東京駅以南に直通して、並走する山手線と京浜東北線の混雑を緩和する。

神田川に架かる万世橋(中央通り)から上野東京ラインを眺める。上野を出た列車は、長い上り勾配を伝い、神田駅付近で新幹線のさらに上を走る(写真:大野 雅人)

 宇都宮線は7~10時ごろ全20本のうち13本が、高崎線は全21本のうち13本が東海道線に直通。上野発8時台でみると10本を運行する。大宮駅から東京駅までの所要時間を9分短縮し36分に、品川駅までは10分短縮し46分にする。

 昼間は両線とも片道1時間当たり3本ずつ計6本が、ほぼ10分おきに直通する。東京の南北を貫くもう1つの路線「湘南新宿ライン」の計4本よりも多い。

 宇都宮・高崎線と東海道線は相互直通運転をする。列車名などは現状を維持し、宇都宮線の「快速ラビット」、高崎線の「快速アーバン」、東海道線の「快速アクティー」が直通先で普通として運行する。

 常磐線は品川まで直通する。8時ごろ、取手・成田駅発の快速全9本のうち5本が品川まで直通。柏駅から東京までを7分短縮し39分に、品川までは8分短縮し49分にする。昼間は土浦駅方面からの普通と特別快速が1時間当たり1本ずつ、計2本が品川まで直通する。特急「ひたち」「ときわ」は昼間を中心に全74本中44本を品川駅発着とする。

 品川から常磐線に向かう列車は、9時台からの運行と遅い。上野で宇都宮・高崎線から東海道線に向かう列車と平面交差する関係から、本数が多い朝ラッシュ時にそれを避けるダイヤになっている。

上野東京ラインのバックヤードとなる東京総合車両センター田町センター。品川と田町の間にあるこの敷地は今後の再開発事業に合わせて縮小し、新たに駅を設置する(写真:大野 雅人)

上野東京ラインの運行体系イメージとロゴ(資料:JR東日本)

上野東京ライン、北行(東海道線から宇都宮・高崎・常磐線方面)のダイヤの一部(資料:JR東日本)

上野東京ライン、南行(宇都宮・高崎・常磐線から東海道線方面)のダイヤの一部(資料:JR東日本)

東京駅を13時台に出発する上野東京ライン南行列車。上段が東京駅の発車時刻、下段が終着駅と到着時刻。宇都宮線と高崎線からは各3本が東海道線へ直通する。7分発、17分発といった具合に、10分おきに運行する(資料:JR東日本)

新宿駅を13時台に出発する湘南新宿ライン南行列車。東海道・横須賀線方面へ向かう列車は1時間に4本。宇都宮線と高崎線からそれぞれ2本ずつ。「特NEX」は成田エクスプレスで東海道線方面には向かわない(資料:JR東日本)