福岡市交通局は、地下鉄七隈線の延伸工事に着手する。現在は終点の天神南駅から東へ約1.4km延伸して博多駅と接続することで、空港線との乗り換えも便利になる。博多駅に隣接する区間の工事は発注済みで、2月12日に起工式を行う予定だ。延伸区間全体の建設費は約450億円を見込んでおり、2020年度の開業を目指す。

2005年2月に開業した地下鉄七隈線(写真:福岡市交通局)

 七隈線は、天神南駅から橋本駅までをつなぐ長さ約12kmの福岡市営地下鉄。福岡空港駅から博多駅を経由してJR筑肥線に乗り入れる市営地下鉄空港線の南側を走る。ただし、七隈線と空港線が接続した駅はなく、1枚の乗車券で乗り継ぐ場合は、最も近い天神南駅と天神駅の改札間を約550m移動しなければならない。

福岡市交通局が管理する地下鉄の路線図。七隈線と空港線は天神南駅と天神駅と乗り継ぎできるが、改札は約550m離れている(写真:福岡市交通局)

 そこで、福岡市は七隈線の利便性を高めるために延伸を計画。11年度から事業化に向けて取り組み、12年6月11日に国土交通大臣から延伸区間の鉄道事業の許可を得た。

 工事に向けては、13年4月11日に国土交通省からトンネルなど土木構造物等の「工事施行認可」を取得。14年1月24日には、トンネルなどを構築した後に必要となる電気施設等の「工事施行認可」を取得した。