1週間前の東急東横線渋谷駅に続いて、小田急小田原線の下北沢、世田谷代田、東北沢の3駅を含めた約2.2kmの区間が3月23日始発から地下に移った。その日の未明、世田谷代田駅の手前にある梅ケ丘駅寄りの箇所で、それまで地上に向かっていたレールを切断し、地下に向けて付け替える工事が実施された。

地下化区間の平面図
(資料:小田急電鉄)

約500人が一斉に動き出す

 日付が23日に変わり、梅ケ丘駅のホーム先端から世田谷代田駅側にカメラを向けた。最終電車の前に、大勢の作業員が地下への入り口付近で待ち構えている。

0時34分。終電前に作業員が地下入り口付近で待機している。両側にふくらんでいる線路が22日までの地上ルート(写真:ケンプラッツ)

 上りの最終電車が午前0時39分ごろ、これで最後となる地上ルートを通って世田谷代田駅に向かった。約30分後には下りの最終電車が来るのだが、地下への入り口付近で待機していた作業員たちが一斉にこちらに向かって歩き出した。

0時39分。上り最終列車が外側の地上ルートを遠ざかっていく(写真:ケンプラッツ)

0時45分。下りの最終列車がまだ来るのに、作業員が一斉に切り替え箇所に向かって歩き出した(写真:ケンプラッツ)

 作業員たちは、レールの周りのバラスト(砂利)を掘り返すなど、レール切り替えの準備を始めたようだ。作業員たちの足元は暗い。そこへ午前1時10分ごろ、下りの最終列車がやってきた。作業員たちはいったん作業を止め、列車が通過するのを待つ。列車が通過すると、工事箇所にライトが運び込まれ、本格的な作業が始まった。

0時57分。下りの最終列車を待たずに、レール切り替えの準備を始めている(写真:ケンプラッツ)
1時10分。下りの最終列車が、作業員のそばを通過していく(写真:ケンプラッツ)

 小田急電鉄の広報担当者によると、このレール切り替え工事に従事する社員や作業員は400~500人。ほか下北沢駅などの地下への引っ越し作業なども含めた総人員は約1000人に上るという。