東京・JR神田駅のほど近く、新幹線高架沿いの神田ふれあい通りを昼間歩くと、高架上にある極彩色の巨大な構造物に目が留まる。終電後の夜間に行われる工事に使う桁の架設機だという。どのように使うのか、夜中に見に行った。

夜間動き出す巨大な桁の架設機(写真:勝田尚哉)

 高架上の巨大構造物は、門形の角が2本、数十メートル隔てて上空に伸びている。角の間から後方(東京側)には鋼製の細長い箱が、前方(秋葉原側)にはトラスが伸びている。極彩色の部分は長さ80mほどあろうか、城あるいは軍艦のようにも見える。

 予備知識なしで現場を見たところ、新しい橋脚が前後に連なっているので、仮設構造物に思える。部材を上下に吊り込むもののようにも見え、前後に送り出すもののようにも見える。新幹線高架の上空で、何が行われているのか。事業主のJR東日本に取材を申し入れた。

昼間の神田ふれあい通り。高架橋上に架設機が見える。昼間は全く動きがない(写真:勝田尚哉)
(写真:勝田尚哉)