Aさんは、地元の建設会社に勤務する36歳の土木技術者。県などが発注する公共工事で、主に元請け会社の現場代理人を務めている。最近、「もっと折衝力を磨いて、利益を確保してくれ!」と社長から叱咤(しった)されるケースが増えてきた。Aさんは「ものづくりが目的で建設会社に入社したのに、なぜ交渉したり対人能力を磨いたりする必要があるのか」と疑問を感じ、「良いものをしっかりと造ることで発注者から信頼され、それに伴って利益はついてくるもの」と考えている。一方、「このような考えでは、会社の期待に応えられないのだろうか」と悩んでいる。建設現場でもなぜ、対話の能力が求められるのだろうか?

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