土木学会が今年1月に発行した女性技術者向けのキャリアガイド「継続は力なり」。ロールモデルとなる先達の経験談や、キャリア継続のためのQ&Aなどを多数掲載

土木業界でも、女性技術者は既に珍しい存在ではない。土木好きの女子を指す呼び名「ドボジョ」もすっかり市民権を得た。技術者としての能力に男女の差はないが、働く女性ならではの悩みは今も残る。一方で、継続就業に向けた環境づくりなどの動きもある。

 下のグラフは、土木学会における個人・学生会員数の推移と女性会員の比率。会員数全体に多少の増減はあるが、女性比率は、暦年の記録が残る2004年以降だけで1.5~2倍近い伸びを示している。直近では、人口ピラミッドが既に崩壊している男性会員と異なり、女性会員は若年層ほど厚い年齢構成が顕著だ。

■ 土木学会の女性会員比率
[個人・学生会員数の推移と女性会員比率]
土木学会教育企画・人材育成委員会ダイバーシティ推進小委員会が調査し、2013年8月に公表した資料から抜粋してグラフ化した。2013年は6月末時点、04~12年はそれぞれ12月末時点、1998年は1月末時点のデータ。99~03年分はデータ不明
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[個人・学生会員の男女別年齢構成(2013年3月末時点)]
土木学会教育企画・人材育成委員会ダイバーシティ推進小委員会が調査し、2013年8月い公表した資料から抜粋してグラフ化した
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 2000年代前半は、大手建設会社などの女性技術者採用が本格化し始めた時期でもある。今も全体数こそ男性に比べて少ないが、もはや珍しい存在ではない。