京王電鉄京王高尾線の終着駅である高尾山口駅が2015年の春に向けて生まれ変わろうとしている。京王電鉄は4月30日、高尾山口駅周辺の改修事業を発表。その1つ、駅舎の改装において、隈研吾氏がデザインを担当するという。駅周辺改装事業の整備予算は、隣接する温浴施設も含めて20億円程度の予定。現在、工事開始に向けた最終的な準備が進められている。

高尾山口駅の全体パース(資料:京王電鉄)

 京王電鉄は13年12月に、高尾山口駅周辺のデザインに関するコンペを実施した。同社との付き合いがある数社から提案をしてもらい、その中から、隈氏の案を選択したという。「高尾山の玄関口にふさわしい、観光地らしい、わくわくする雰囲気を持ったデザイン」と講評している。

 駅舎には八王子市が運営する観光案内所を設置し、外国人を含めた来訪客に対応する予定だ。トイレも増設し、来訪客の利便性を高める。 

 既存の駅前広場のロータリーは歩行者広場とし、来訪客が一休みしたり待ち合わせしたりできるスペースを確保する。京王電鉄によれば、これまではこうした人だまりスペースが不足していたという。この歩行者広場に隣接して、主に自動車交通のための交通広場機能を移設・整備することで、安全性と利便性の向上を図る方針だ。