拡散かスポットか

 まずは光の広がり方を比較していこう。LED電球を個別に点灯しているときには気付きにくかったが、各製品で差が現れた。下の写真は実験結果を比較したものだ(実験方法は次ページの図を参照)。

光の色味と広がり方の比較(写真:澤田聖司、資料:日経ホームビルダー)

 例えばシャープの「600シリーズ」の場合。同社によると「発光面に光を拡散させる塗料を塗ることで、発光面の後方まで20%程度、光が広がるようにした」という。写真でも、わずかであるが後方に広がる光が確認できた。

 一方、LEDの直進的な光の特徴を生かしたのが、NECライティングの「ライフレッズ」だ。実験中に測定した直下照度は、792lx(ルクス)と最も高かった。写真で確認すると、スポットライトのような光り方だった。

色味の違いは大きい

 光の色味や対象物の見え方の違いはどうだろうか。東芝ライテックの「イー・コア」は、「白熱電球の色味と比べても違和感がなく、容易に見分けられなかった」とあるスタッフは感想を漏らした。

 一方、アイリスオーヤマの「エコルクス」は黄色味が強すぎ、やや不自然な印象だ。赤や緑のタイルが、若干黒ずんで見えた。 三菱電機オスラムの「パラトンA55」は他の製品と異なる雰囲気だった。全体的にやや暗く感じたせいもあり、「間接照明的で柔らかい」と表現するスタッフもいた。また、色温度が3000K(ケルビン)と他よりも高めで、白味が強い印象だった。

 このように、色味は各製品で個性にかなり差がある。同じ部屋で異なるメーカーの製品を使うのは避けたほうがよさそうだ。