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武藤聖一の欧州「最新建築」撮り歩記

日経アーキテクチュア

目次

  • (113)倒れそうな金色建築へ:ルッケンバルデ図書館

    ドイツ・ルッケンバルデ

    ブランデンブルグ州のルッケンバルデという人口2万2000の街がある。ベルリンからドレスデンに向かう線の途中駅で、ICEや急行列車は通過する。近年、チケットの自動販売機が普及し、ヨーロッパの鉄道には改札口もないので、無人駅となってしまっていた。

  • (112)船を模してデザインした河口の公共施設へ:ロンマ図書館

    スウェーデン・ロンマ

    幅の狭いホイエ川がエーレスンド海峡にそそぐ河口に面して、昨年のクリスマス前に1200m2、総工費6億円のロンマ図書館が竣工している。

  • (111)瞳に吸い込まれるような商業施設へ:MyZeil

    ドイツ・フランクフルト

    フランクフルトの“五番街”と称されにぎわいを見せるショッピングエリア、ツァイルに、2月26日にオープンしたMyZeil(マイツァイル、Mab Zeil)。開店早々3日目にして40万人、2週間足らずで100万人の来客を記録した人気スポットとなっている。人口が70万人に満たない都市としては驚くべき数字で…

  • (110)二重の箱で聖域を表現した宗教建築へ:フォリーニョ新教会

    イタリア・フォリーニョ

     これまで何回か建築事務所などにアポをトライしてみたのだったが、うまく取材には至らなかった。ローマのテルミニ駅からアンコーナ行きのユーロスターで一時間半ぐらいのところにフォリーニョという人口6万足らずの町がある。サッカーの中田英寿選手が活躍していたペルージャの南東40キロ地点にあり、フランチェスコ聖…

  • (109)重厚な赤の内装が印象的なオフィスへ:スウェーデン映画協会

    スウェーデン・ストックホルム

    スウェーデン映画といえば、まずはイングマール・ベルイマン(Ingmar Bergman)か。衝撃的な性的描写や女性の心理など、映像を通して表現の自由をうたい、50~60年代にかけ世界で最も注目された映画監督の一人である。彼の作品は解釈が難しく、その芸術性は評価もされた。

  • (108)アトリウムを核に部屋を配した法律事務所へ:セダキスト社

    スウェーデン・ストックホルム

    ストックホルム市で遊覧船の発着埠頭(ふとう)からノール運河を隔てて王宮が見える界隈は、ブラーシホルメン(Blasieholmen)と呼ばれる。グランドホテルや国立美術館などが並び、一世紀ほど前に建てられたオフィス棟が連なる一等地である。今回紹介するビルは、現在工事中のスウェーデン経団連ビルの路地を数…

  • (107)歴史的建造物を改装した“隠れ家”へ:ホテルABaC

    スペイン・バルセロナ

    カタルーニャの州都バルセロナは、1992年夏季オリンピックの開催前の建設ラッシュ時にデザイン取材のきっかけを作り、以後、私が最もリピート訪問している都市の一つである。

  • (106)安価で利用できるスタイリッシュな宿へ:デニットホテル

    スペイン・バルセロナ

     最近、若い人などをターゲットにしたベッド&ブレックファスト(B&B)タイプのプチホテルが、トレンドとして注目されている。今回は、スペインの五つ星高級ホテルチェーンとして知られるマジェスティック・グループがバルセロナに開いた三ツ星級ホテル、Denit Hotel Barcelonaを紹介してみよう。

  • (105)鉄さびと緑が対照的な文化センターへ:カイシャフォーラム

    スペイン・マドリード

    スペインの大手銀行が文化事業の一環で、文化センター「CaixaForum」(カイシャフォーラム)を建設している。バルセロナに次ぎ首都マドリードで、このほどオープンした。設計はスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)。場所はアトーチャ駅近くのソフィア王妃芸術センターと…

  • (104)経済成長を象徴する超高層ホテルへ:ユーロスターズマドリードタワー

    スペイン・マドリード

    マドリード市の北側、地下鉄のベゴーニャ駅近くに建設中であった高層ビル群がほぼ完成した。新しいビジネスエリア、クワトロトレス(4つのタワー)の誕生により街の景観も変わりつつある。EU(欧州連合)の中でも著しく経済成長を続けてきたスペインを象徴するかのような、ダイナミックなスカイラインの出現である。

  • (103)鋭くカットしたダイヤのような傾いたオフィスへ:サクソ銀行

    デンマーク・コペンハーゲン

    ビール王国デンマークの代表的ブランド「ツボルグ」は、コペンハーゲンの北、10kmほどにあるヘレラップという地区に、独自の積み出し港(Tuborg Havn)を持っていた。時代の流れなのか輸送手段の変遷などもあり、港を中心としたウオーターフロントの再開発が進行している。これまで何回かレポートしたカスト…

  • (102)国を代表する建築家の遺作へ:ノルウェー建築博物館

    今回は冬景色が残るオスロからお届けする。建築博物館の設計者であるスヴェレ・フェーン(Sverre Fehn)が、撮影当日の前夜に逝去したという知らせを、取材途中に広報担当者から知らされた。

  • (101)かぼちゃ色の膜に覆われたホールへ:仏・ゼニス音楽ホール

    ドイツと国境を接するフランス東部のストラスブールは欧州議会や人権裁判所などがあり、国際都市としての色彩を増しつつある。TGVの東ヨーロッパ線が開通し、パリと2時間20分ほどの距離になったことは、「撮り歩記」第33回でリポートした通り。ミュンヘンやスイスのチューリッヒへ向かう際の中継駅となり、シュツッ…

  • 【第100回】ポルシェの聖地に完成した博物館へ――ドイツ・シュトゥットガルト

    ドイツ南部の工業都市、シュトゥットガルトはヨーロッパを代表する高級車、ポルシェとベンツの工場があり、自動車産業を軸に発展した街だ。ポルシェの創設以来最大規模を誇る建築プロジェクトである新ミュージアムが昨年末に完成、今年1月末に一般公開された。

  • 【第99回】白い容姿の巨大なオペラハウスへ(2)――ノルウェー・オスロ

     雪景色のせいなのか。オスロ湾と対峙し、緩やかなスロープの直線的な容姿が印象的なオペラハウスには、巨大な建造物が持つ威嚇性は感じられない。ところが、エントランスから吹き抜け空間のホワイエに入った途端、質感あふれたモダンデザインのドラマティックな展開を目にすることができる。ホワイエのコントラストある空…

  • 【第98回】白い容姿の巨大なオペラハウスへ――ノルウェー・オスロ

    ノルウェーの首都オスロはストックホルムから西に空路一時間の距離にある。この厳寒期に車で行くとなると凍結スリップのリスクがあり、途中いまだに自動車道が完備されてない区間があるため、アルランダ空港からガーダモーエン国際空港まで飛んでみることにした。

  • 【第97回】市民に開かれた庁舎へ――スウェーデン・セーデルテリエ

    ストックホルム県の南端に人口8万ほどのセーデルテリエ市がある。バルト海とメーラレン湖を結ぶ運河のある街として発展してきた工業都市で、日本でもおなじみのスウェーデン車、Saab(サーブ)のトラック部門Scania(スカニア)の工場がある。

  • 【第96回】北欧最大の家具見本市へ─ストックホルム家具&照明国際見本市2009(2)

     北欧デザインの最大のイベント「ストックホルム国際家具&照明見本市」。今回は、毎年フェアに合わせて発表されるデザイン賞の一部を紹介する。

  • 【第95回】北欧最大の家具見本市へ─ストックホルム家具&照明国際見本市2009(1)

     新春を彩る恒例となった家具の一大イベント「ストックホルム家具&照明国際見本市」が2月4日からエルフショー・メッセで始まった。昨年(第50回、51回参照)同様、今年も番外編として速報してみることにした。

  • 【第94回】ジャンボ機を改装したホテルへ――スウェーデン・ストックホルム

    ボーイング747-200型といえば、一時代をリードしてきたジャンボ旅客機である。昨秋、ストックホルムのアルランダ空港に出かけるたびに、そのジャンボ機が滑走路を外れて変なところに駐機していた。不思議に思い空港管理局に問い合わせてみたら、ホテルに改装中ということだった。

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