筆者は、NECのPC-9801シリーズやモノクロ9型CRT内蔵のMacintoshなど、パソコンを使い始めたころから「アウトラインプロセッサ」という類いのソフトが存在することは何となく知っていた。発想を整理したり、長文を書いたり、プログラムを組んだりする際に使うと便利だ、という記述もパソコン雑誌などでよく目にしていた。

アウトラインプロセッサに興味はあったものの

 アウトラインプロセッサでWebサイトを検索してみると、「項目をツリー状に整理して、考えをまとめるためのソフト」などという記述が出てくる。しかし、それだけでは、用途もつかみにくいし、どう使うかも分からない。

 アウトラインプロセッサを使ってみたいと思い、フリーで使えるソフトやパッケージソフトの体験版などを手に入れて、手持ちのマシンにインストールしてみたことが何度かある。ところが、どう使ったらよいか、ちんぷんかんぷん。結局投げ出してしまってアンインストールする、そんな風に今まで過ごしてきた。

 最近、「日経パソコン」誌のオンラインソフト特集を執筆する機会があった。そこで担当するソフトの中に、アウトラインプロセッサが……。

 覚悟を決めて、ソフトのヘルプやWeb上のさまざまな情報を参考にしながら、そのとき書こうとしていたコラムのアウトラインを作成し、それに沿って文章を書いてみたら……。

 すごく便利じゃないか、と、「目からウロコ」だった。項目をベタ打ちして、[Tab]キーで階層を付ける程度と、使い方も至ってシンプルだった。今までどうして知ろうとしなかったのか、と思うぐらい。

 そういえばWordの「アウトライン」機能もこれだったのか、と思った。筆者は、いつもテキストエディタで文章を作成する。Wordは文書の形に整える「清書」にしか使ってなかったので、全然結びつかなかった。

使ってみたらスグレモノだった、アウトラインプロセッサ

 普段Windowsを使っている人なら、エクスプローラーの左の部分と言えばイメージしやすいかもしれない。「コンピュータ」「ネットワーク」「ライブラリ」「お気に入り」など、大きな項目が並んでおり、項目にある三角や「+」などのアイコンをタップすると、その下の項目が現れる、それらの項目にさらに詳細な項目があれば、同様に三角や「+」をタップすると開ける、という感じだ。

 アウトラインプロセッサは、こうしたツリー上の書式を使って、書きたい項目を整理する。実例で説明したほうがよいので、日経パソコン誌の記事に使ったアウトラインを例に解説してみよう。ソフトも、記事で扱った「BEITEL」(http://beitel.carabiner.jp/)を使う。シンプルで使い勝手の良いソフトだ。

図1 なかなかシンプルでお気に入りのアウトラインプロセッサ「BEITEL」の公式サイト
[画像のクリックで拡大表示]

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら