写真1●開放的なフェイスブックの新社屋
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 先日、米フェイスブックの新社屋を見学した(写真1)。同社はシリコンバレーの中で何度も引っ越しを繰り返しており、今回の新社屋はそれまでの社屋の斜向いに「追加」として建てたものだ。頻繁な社屋の移転は、急成長を遂げてきた企業ならではのことである。

 今、シリコンバレーは新社屋ブームで、米アップルが宇宙船のような新社屋を建設中であるほか、米グーグルは今年、巨大温室のような新社屋を発表している。そして(これはシリコンバレーではないが)米アマゾン・ドット・コムも、シアトルに新社屋を計画中らしい。

 その中でもフェイスブックの新社屋は、建設計画も、実際の建設も、引っ越しも、全てがあっという間だった。模型が発表されたのが2012年夏のことだったが、3年足らずの2015年春には引っ越しが開始。これは異例の速さだろう。引っ越しは今も続行中という。

 フェイスブックの新社屋が特異なのは、一つの建物の大きさである。総床面積は約4万平方メートル。それも低く長い。建物の中の通路を一周するだけで20~30分はかかるだろうというほどの大きさだ。迷わないよう、ところどころに現在位置を示した地図があるほどだ。

 そして、その中にほとんどパーティション(壁などの区切り)がない(写真2)。ガランとした大空間の中に、デスクが並べられている。大袈裟でなく、そこにいる全社員を見渡そうと思えば、それも不可能でないと思わせるほどのオープンさである。これは世界最大のオープンスペース・オフィスで、2800人を収容するキャパシティがあるとされている。

写真2●パーティションが少ないオフィスフロア
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 とは言え、その中に壁で囲われたスペースもある。1~3人用の小さな部屋がたくさん。これは、テレカンファレンスをするとか、一人静かに仕事をしたいといった場合に使う場所で、デスクとソファー、そしてカメラ付きのスクリーンがどの部屋にも備え付けられている。それ以外には、サイズの違った会議室が複数ある。

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