データは増え続ける。スマホで高精細ビデオを撮ったりすると、増え方は半端じゃない。以前紹介(関連記事:あふれる写真を安全に保管。1TB無料のFlickrもサービス向上)したように写真1TBまでタダ! というFlickrなどのサービスもあるが、音楽やビデオは置けない。Dropboxは万能ファイル置き場になるが、同期の時間と費用がかかるのが気になる。AmazonのストレージサービスS3も紹介した(関連記事:写真以外の大量のファイルを保存するならAmazon S3が狙い目)がちょっと大げさ過ぎ。そんなとき、自宅に「クラウドでも使えるパーソナルストレージ」があれば便利だ。そんな製品の一つ「ポケドラCloud」(アイ・オー・データ機器)をご紹介しよう。最近、この製品に、音楽CDをパソコン無しで読み込んでしまう仕掛けが追加された。

無料またはごく低価格で使えるクラウドサービス続々

 しばらく前までは無料で使えるクラウドサービスは5GBとか10GBまで、というものが多かったが、2013年5月には写真共有サイトのFlickrが無料のユーザーに対しても1TBのアップロードエリアを提供開始し、クラウドサービスの低価格化、大容量化に拍車がかかってきた。あらゆるファイルを特定のフォルダーに入れておけば同一IDで使っているデスクトップパソコンに同期すると共に、クラウド経由でモバイル中のiOS、AndroidデバイスからいつでもアクセスできるDropboxは年間1万2000円で1TB使える(図1)。

図1 無料で1TBのクラウドエリアが使えるFlickr。高速の常時接続回線があれば、手元の写真は全部上げてしまえる。もちろん、モバイルからの利用も簡単。
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 メモ、スキャンデータ、Webページなど何でも目にしたものを整理しながら保管できるEvernoteは1年間4000円で総容量無制限(月間アップロード容量は1GBまで)だ。マイクロソフトが提供しているクラウドサービス(OneDrive)はオンライン利用契約のOffice 365を年間約1万2000円で契約している人は1TBが無料で使える。

 音楽サービスで言えば、アップルが提供しているiTunes Matchは年間3980円で2万5000曲をクラウドに預かってくれる。このうち、iTunes Storeからオンラインで購入した楽曲はこのカウントに含まれないから、実際にクラウドにおける楽曲はさらに多く置けることになる。人によっては、3万曲くらいはクラウドに置けるというわけだ。1曲あたり200MB以下の音楽ファイルと制限があるので、3万曲置かせてもらうとして、6TBくらいまで余裕で置いてもらえるという計算になる。

 約6TBの楽曲をiPhoneやiPodに入れて持ち歩かなくても、いつでもそれを呼び出して聴けるって、すごい。そんなこれまではあり得なかった体験ができるのがクラウドの世界だ。サービスをしている会社がつぶれるか、業務方針変更で中止されてしまえばお終いだが、Appleの場合は、しばらく大丈夫だろう。

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