今回の調査では、各製品のブランド(シリーズ名)に対する購入検討比率や次に購入したいメーカーについても聞いた。各社製品のブランドに対する購入検討比率と認知度で1位となったのはソニーの「VAIO」(図25)。デスクトップとノートで同じブランドを採用している点でも浸透度が高かったようだ。

【各製品の購入検討比率と認知度 ベスト10】
各社パソコンの主要ブランドについて購入検討比率と認知度を聞いた。回答者が具体的な製品の内容を知っているかを見るための指標として、「購入したことがある」「購入を検討したことがある」「実物を見た/使ったことがある」の比率を加算して、上位10製品を抽出した
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 続いて東芝の「dynabook」、NECの「VALUESTAR」「LaVie」など国内大手メーカーの製品が並ぶ。5位には「ThinkPad」、6位には「Let's note」とビジネス用途や携帯ノートとしての機能に定評のあるブランドが入った。

 国内大手メーカーの中では、富士通の認知度が比較的低い。同社は従来の「FMV-BIBLO」「FMV-DESKPOWER」という製品ブランドを改め、2010年にノートパソコンは「LIFEBOOK」、デスクトップパソコンは「ESPRIMO」と改めた。この影響が結果に表れている。ただ、LIFEBOOKで「購入したことがある」が昨年の8.0%から9.8%と徐々に高まっており、今後は巻き返していく可能性がある。

 次に購入したいメーカーでは、アップルが1位となった(図26)。薄型ノートのMacBook Airが人気となっているほか、iPhoneやiPadの普及によりメーカーの存在感が高まった影響が大きいと考えられる。購入したい理由は「デザインが良い」と「操作性や使い勝手が良い」が多く、それぞれ72.4%と60.3%だった。3年以内にアップル製品を買った人が次回もアップル製品を選ぶという比率を集計すると82.7%と、継続利用の意向が全メーカーで最も多かった。

【次に購入したいメーカー ベスト10】
全回答者に「次にパソコンを買うとしたらどのメーカーを選ぶか」を聞いた。薄型パソコンの「MacBook Air」など人気の製品を扱うアップルが1位となった。2位以降はNEC、富士通、東芝と国内メーカーが並んだ
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 2~4位はNEC、富士通、東芝と国内メーカーが並んだ。3社の共通している点は、次に購入したい理由として「信頼できる」の比率が高いこと。それぞれ44.5%、44.7%、40.8%で、全社平均の28.0%よりも高かった。パソコンを安心して利用したいという意向が表れている。同じメーカーを継続利用したいという比率は、NECが62.7%、富士通が58.8%、東芝は50.6%だった。5位はデルで、購入したい理由は「コストパフォーマンスが高い」が73.6%と高かった。

出典:日経パソコン 2012年8月27日号
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