楽天が7月19日に発売した「kobo Touch」は、7980円という戦略的な価格が功を奏し、ネットユーザーの間で話題になった。すでに購入し、手にしているユーザーも多いことと思う。

 kobo Touchのライバル機種として、すでに発売されているSony Readerが挙げられる。Sony Readerは、kobo Touchと同じ電子ペーパーを採用し、端末のサイズもほぼ同じだ。ただし、こちらの価格は1万6800円(ソニーストア販売価格)。kobo Touchと比べると、ほぼ倍の価格だ。では、実際に両機の違いはどこにあるのだろうか。

 今回、両方の実機を手に入れる機会があったので、比較レポートをお届けしよう。なお、kobo Touchの基本的な機能については、別記事「触って分かった楽天の電子書籍リーダー「kobo Touch」の使い勝手」を参照いただきたい。

 まず、両端末のスペックを比べてみよう。

kobo TouchSony Reader
本体の重さ185g168g
本体サイズ幅114mm×高さ165mm×厚み10mm幅168.0mm×高さ118.8mm×厚み9.6mm
画面サイズ6型(解像度 600×800)6型(解像度 600×800)
通信機能無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
インタフェースUSB 2.0(microUSB)USB 2.0(microUSB)
内蔵メモリー1GB/2GB1.4GB/2GB
メモリカードスロッmicroSDメモリーカード(最大32GB)microSDメモリーカード(最大32GB)
対応フォーマットEPUB、PDF、MOBI、JPEG、GIF、PNG、BMP、TIFF、TXT、HTML、RTF、CBZ、CBRMNH、XMDF、.BOOK、EPUB、PDF、JPEG、GIF、PNG、BMP、TXT、MP3、AAC
フォント7種類、17サイズ1種類、8サイズ

 重量は、Sony Readerの方が若干軽い。本体サイズは、kobo Touchの方が少し幅が広く、長さが短い。厚みについては、このスペックで見る以上にSony Readerの方が薄く見えるが、おそらく背面のカーブのせいだろう。

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「kobo Touch」と「Sony Reader」。重ねた写真は、上がkobo Touchで、下がSony Reader。長さは少しSony Readerの方が長いが、幅はkobo Touchの方が広い。薄さはほぼ同じだが、形状のせいでSony Readerの方が薄く感じる。
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 使用可能な内蔵メモリーは、Sony Readerの方が0.4GBほど大きい。書籍に換算すると、400冊程度の量だ。ただし、どちらもmicroSDメモリカードが使えるので、メモリカードに本データを保存するのであれば、内蔵メモリーの量はさほど問題にならないだろう。

 ハードウエア上の大きな違いとしてはボタンの有無がある。kobo Touchにはホームボタンが1つあるだけだが、Sony Readerにはそのほかページ送りボタンが2つ、「戻る」ボタンが1つ、メニューボタンが1つ用意されている。

 kobo Touchの場合、ホームに戻る以外の操作はすべて画面上で行う。ページをめくるには、画面上で指を左や右にスライドさせるか、左右の端をタップする。対してSony Readerは、画面上で指を左右にスライドしてページをめくれる以外にも、「ページを送る」ボタンを押す方法もある。画面タッチで操作する際、うまく感知されずにイライラすることはあるが、ハードボタンがあれば確実に操作できる。画面タッチだけでは心もとないと思う人は、ハードボタンがあるSony Readerの方が安心だろう。

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