残りわずかとなった2011年。今年もパソコンやインターネットなどの各分野で多くのニュースがあった。日経パソコンは、パソコン活用サイト「PC Online」を通じて読者に対して実施したアンケートを基に、2011年の10大ニュースをまとめた。回答者の46.9%がパソコン利用歴20年以上のベテランユーザー。果たしてどのようなニュースが選ばれたのだろうか。

災害とセキュリティに関心

 ベスト10に入った項目を見ると「災害」と「セキュリティ」への関心が高いことが目を引く。

 「3.11」に起こった東日本大震災(3位)はもちろんのこと、最近ではタイの洪水(2位)も日本企業に深刻な被害を与えた。産業面、生活面ともにさまざまな影響があったため、印象が強かったようだ。

 一方、1位になったのはセキュリティ系ニュース。年間を通して何度も報じられた、国内の企業・団体へのサイバー攻撃だった。いわゆる「サイバー刑法」に「ウイルス作成罪」などが追加されたこと(5位)に注目が集まったのも、サイバー攻撃には技術面だけでなく、法律や教育などさまざまな側面から対処する必要があると認識されてきたからだろう。2009年に登場したばかりのAndroidスマートフォンを狙うウイルスが見つかる(7位)など、新たな脅威も出現している。2012年以降もセキュリティ関係のニュースは注目を集めそうだ。

 4位には、アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏の死去が入った。30代以下で集計すると、このニュースが1位になる。若い世代にiPhoneやiPadなどのアップル製品が強く支持されていることが分かる。

 2011年は、長く続いた基本的な規格が終わりを迎えた年でもあった。コンピューターの“住所”を表し、インターネットの構築に欠かせない、「IPv4アドレス」は、1981年に開発されてから30年近く使われたが、遂に枯渇(6位)。地上アナログ放送も50年以上の歴史に幕を閉じ(10位)、地上デジタル放送に移行した。

 タブレット端末やAndroidスマートフォンに関するニュースからは、「携帯電話系の公衆無線LAN(8位)」「SIMロック解除(9位)」が入った。2010年は各社の参入や新製品が出たこと自体が話題になったが、2011年は利用環境の整備の方に関心が集まったようだ。

●読者が選んだ2011年のパソコン関連ニュース
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【調査概要】日経BPコンサルティングのWeb調査システムを使用し、PC OnlineのWebサイトとメールマガジンの利用者を対象として、11月21日~12月2日にアンケートを実施。編集部が提示した24項目のトピックについて、「非常に重要」「やや重要」「あまり重要でない」の回答数をそれぞれ集計。順に3点、2点、1点として合計点を算出し、順位を付けた。回答数は1091

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