ノートパソコンでもない、スマートフォンでもない。これまでにないIT利用の可能性を切り開く新たなジャンルの製品が台頭してきた。「タブレット型」あるいは「スレート型」と呼ばれる一枚の板のような形をした情報端末である。

 本体の大きさは、小型のもので片手で楽に持てるはがきサイズ、大きいものはB5判程度、重さは200g~1kg(図1)。キーボードは備えておらず、タッチパネルの簡単な操作でWebサイトを閲覧できる。メールやTwitterのほか電子書籍を読むといった用途にも活用できる。

●パソコンとスマートフォンの“いいとこ取り”
図1 タブレット型端末は、パソコンと携帯電話/スマートフォンの中間と位置付けられる。Android機やiPadなどスマートフォンの機能をベースとした製品が多いが、一部にはOSにパソコンと同じWindows 7を採用した製品もある
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 タブレット型端末ブームの口火を切ったのが、日本で5月に発売となったアップルの「iPad」。薄型でデザイン性に優れる外観と、スマートフォンである「iPhone」ゆずりの快適なユーザーインタフェースで、入手困難な状態が続く人気商品となった。

 iPadに続けとばかりに、9月に入ると新たなタブレット型端末が続々と姿を見せた(図2)。その多くは米グーグルの携帯端末用OS「Android」を採用した製品である。スマートフォンの分野では、iPhoneに対抗して、NTTドコモが発売する「GALAXY S」などAndroidのスマートフォンが数多く登場してきた。これと同様の現象が、タブレット型端末の世界でも起きている。

●タブレット型端末に関する最近の動き
図2 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの携帯電話大手3社がOSにAndroidを採用したタブレット端末を発表した。写真はNTTドコモの山田隆持社長
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