6チャンネルのテレビ番組を1カ月間丸録りするのも夢ではない--それがソフィアデジタルのワンセグチューナーレコーダー「ARecX6(アレックスシックス)」だ。

 ARecX6は6局分のワンセグチューナーを搭載したチューナーユニット。単体では録画ができず、LANで共有したパソコンの内蔵HDDのほか、USB接続のHDD、eSATA接続のHDDなどに録画番組を保存する。ワンセグはフルセグの地デジに比べてデータ容量が少ないので、1TBのHDDがあれば約8000時間もの番組録画が可能だ。本機には6局分のワンセグチューナーが搭載されているので、すべてを同時録画すれば1局当たり約55日の録画が可能になる。

ARecX6の直販価格は3万4800円。外付けHDDをセットにすれば、5万円程度で録画サーバーを入手できることになる。
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 そんなに録画してもすべての番組を視聴できるわけではないのだから意味がないと考える方もいるだろうが、そもそもARecX6のような録画サーバーは、DVDレコーダーやBDレコーダーなどの家電のレコーダーやテレビパソコンとは利用方法が異なる。家電のレコーダーやテレビパソコンでの録画は、見たい番組を予約して録画するのが一般的だ。なかには視聴履歴や入力したキーワードに関する番組を見つけて自動録画する製品もあるが、それでも番組を選んで録画する点には変わりはない。

 一方、録画サーバーは、放送しているすべての番組を録画して、その中から検索機能を使って必要な番組を見つけて視聴する。録画予約が必要な家電のレコーダーを“一本釣り”とするなら、録画サーバーは根こそぎ録画して、そこから必要な番組のみピックアップする“地引き網”にたとえられるだろう。

 筆者はソニーの「XビデオステーションVGX-XV80S」という録画機を愛用している。この製品は8つのチャンネルを最大3週間録画できるビデオサーバーで、パソコンだけでなくテレビでも視聴できる優れた録画機だ。長時間録画に設定すると、画質がかなり落ちるが、録画忘れを防ぐのに役立っている。

 ビデオサーバーがあるととにかく便利で、仕事で追いかけているテーマを録画番組から探したりできる。しかし、地上アナログ専用機なので、アナログ放送の停波以降は利用できないので困っていた。そんな矢先に登場したのが、この「ARecX6」だ。

本体の背面にはeSATA端子、LAN端子、USB端子のほか、アンテナ線用の入力端子もある。AV系の出力端子は備えていない。
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 ARecX6の本体にはコンポジット端子など、AV系の出力端子はないので、視聴はLAN経由で接続したパソコンで行う。ワンセグは画質が悪いので、大画面での視聴には向かないが、それでもテレビでの視聴という選択肢は欲しかったところだ。

 本機は初期の出荷バージョンと最新モデル(2010年9月8日現在)では、操作方法が異なっている。初期出荷のバージョンでは番組視聴に、専用の再生ソフト「ARecX6 Player」を使ったが、ファームウエアをVer.2以上にアップグレードすることで、ブラウザー上で録画番組の再生が可能になる。

 初期出荷モデルもハードウエア上は現行モデルと変更がないので、ファームウエアをアップすることで最新の機能を利用できる。ただし、Ver.2以上にアップグレードすると、Ver.1で録画していた番組は再生できなくなる。ただ、動作自体はVer.2以上のほうが格段に安定しているので、過去の録画番組をあきらめてでも最新版にするメリットは多い。

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