リンクスインターナショナルは2009年7月11日、Corsairの新型電源ユニット「CMPSU-850HXJP」を発売する。交流から直流への変換効率の高さが売りで定格出力は850W。予想実勢価格は2万8800円だ。ほぼ同じタイミングで750Wの下位モデル「CMPSU-750HXJP」(2万4800円)も発売予定。日経WinPC編集部はCMPSU-750HXJPを入手、ほかの電源ユニットと消費電力を比べてみた。

 電源ユニットの変換効率の指標としては「80 PLUS」がある。米国のEcosが手がける認証プログラムで、電源ユニットメーカーが検証を依頼し、一定以上の効率があると認められると、製品パッケージやWebサイトなどにロゴを記載できるようになる。負荷20%、50%、100%のいずれでも効率が80%以上だと「80 PLUS」になる。より上位(高効率)な基準として、「同BRONZE」「同SILVER」「同GOLD」もある(下の表)。

●80 PLUSの各ロゴでの基準
負荷20%時負荷50%時負荷100%時
80 PLUS80%80%80%
80 PLUS BRONZE82%85%82%
80 PLUS SILVER85%88%85%
80 PLUS GOLD87%90%87%

 交流から直流への変換時に失われた電力は熱に変わるので、高効率なら発熱も減る。負荷や温度に合わせて回転数が変わるタイプのファンを搭載していれば、騒音の低減も期待できる。もちろん電力も無駄にならない。2009年7月上旬時点では、80 PLUSを取得した電源ユニットは数多く売られている。日本市場では、BRONZEになるとぐっと減り、SILVERは数モデルだ。

 CMPSU-850HXJP、CMPSU-750HXJPは当初、日本市場では珍しい「80 PLUS GOLD」に対応した電源ユニットとして発表された。ところが、発売直前になってSILVERに変更された。メーカーは「元々SILVERとして開発していた。検証ではGOLDを取得できたが、量産品は個体によってはGOLDの基準を満たせない可能性があるため、SILVERにした」としている。SILVERの基準を満たす電源ユニットは、既にAcBel Polytechやクーラーマスター、Enermax Technologyが日本市場へも出荷している。

 今回テストしたCMPSU-750HXJPは定格出力が750Wの製品で、+3.3Vと+5Vは25Aずつ、+12Vは1系統で62Aもある。ケーブルはプラグインタイプで、コネクターは多い。6ピンにも8ピンにもできるPCI Expressのグラフィックスボード用コネクターが4個、Serial ATA用が12個、汎用が8個、FDD用が2個ある。

80 PLUS SILVERを取得したHX750W。定格出力750Wで+12Vは62Aの1系統だ。
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ケーブルはプラグインタイプ。最低限の端子だけをつなげればよいので、PCケースの内部をすっきりできる。
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HX750Wの内部。ヒートシンクが小さい。奥行きは180mmとやや長めだ。
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付属のケーブル類。6+2ピンのPCI Express用を4個、Serial ATA用を12個、汎用を8個など拡張性に富む。
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