BlackBerry Boldのオプションには、「言語」という項目があります。これを使うと、Boldが扱う言語を切り替えることができます。BlackBerryの言語機能は、表示言語と入力言語を別に指定できます。このため、表示言語として「英語」を選択しても、日本語を入力することができます。

 言語の切り替えは、アプリケーションのメニューや表示するメッセージを切り替えますが、日本語の表示を禁止するものではありません。そのため、例えばWebブラウザーなどは、日本語表示が可能なままです。

 通常は、これを切り替える必要はありませんが、場合によっては、切り替えることで、動作しないアプリケーションなどを使うことが可能になります。また、人によっては、英語の表示の方が好ましいと感じることもあるでしょう。例えば、ホーム画面の登録アイコンの表示では、ショートカットになっている文字に下線が付き、分かりやすくなります。また、Boldではあまり見かけませんが、8707hでは、英語のほうがメッセージなどが短く表示されるため、端が切れてしまうことがありません。

言語を英語に切り替える

言語を切り替えると、フォントが変更される。また、アプリケーション名の表示など、メニューやメッセージも切り替わる。この画面が、日本語表記の状態
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英語表記にした。メインメニューのアイコン名も英語となり、ショートカットで使う文字の下には下線が付く
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日本語表示では動作しないソフトもある

 一部のアプリケーションソフトは、表示言語に日本語を選択していると、うまく動かないときがあります。例えば、RIMがフリーソフトとして提供している「BlackBerry Wallet」は、こうしたソフトの1つです。このソフトは、以下のURLからダウンロードできます。

http://www.blackberry.com/wallet/

 このソフトは、クレジットカード番号や、ログイン用のパスワードなどを記憶させるためのソフトです。情報は、種類ごとに分類して、登録されます。BlackBerry Walletに対応したショッピングサイトでは、このWalletに登録した情報を自動で入力させることができるのですが、現状、米国向けの機能なので、身近に使えるようなサイトはなさそうです。

 そういうわけで、国内ではいまのところ、単に情報を管理するだけにしか利用できません。しかし、PC上でオンラインショッピングするようなとき、手元にBoldをおいて情報を閲覧できます。筆者は、こういったソフトは、公衆無線LANサービスのユーザー名やパスワードの管理のほか、銀行口座番号など頻繁にアクセスするけど、いちいち覚えてはいない番号などの管理に使っています。PCそのものに保存するよりは、身に着けて持ち歩くBlackBerryのほうが安全かもしれません。少なくとも外部からBlackBerry内部へアクセスすることはできません。

 登録できるのは、ユーザーの個人情報、クレジットカード、ギフトカード(プリペイドカードのようなもの)、ログイン情報(ユーザー名やパスワード)、ロイヤリティカード(日本でいうポイントカードや航空会社やホテルのマイレージカード)、送付先住所です。米国で設計したので、日本ではあまり使わないギフトカードのようなものが入っています。また、送付先住所はプレゼントを贈るためのものでしょう。カードによっては、住所などを登録することができます(例えば、クレジットカードや送付先住所)。このときには、アドレス帳に入っている情報をコピーさせることができます。自分の住所や電話番号などを入れた項目をアドレス帳に1つ作っておくと便利です。

 筆者は、原稿執筆のためのテストで、購入直後のパソコンを屋外に持ち出して使うことがあります。こういったときに、テストするパソコンでは初めて公衆無線LANサービスを使うということが多々あります。一度もアクセスしたことがなかったので、パソコンには無線LAN用の設定が入っていないこともあります。最近のWebブラウザーは一度入れたパスワードなどを記憶する機能があるため、2回目以降は入力の必要がありません。その影響か、ユーザー名やパスワードなどを覚える習慣がなくなってしまいました。

 こういうときのために、BlackBerryのような常に持ち歩く機器にパスワードなどを記憶させておくのは結構便利です。

BlackBerry Wallet

起動するとパスワード(最初に自分で設定する)を入力。その後、このようなツリーリストが開く。Wallet自体は日本語を入力しても問題はないようだ
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例えば、クレジットカードの情報は、このようになっている
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登録したカードの「View」と「Edit」状態の画面
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Editで複数に分けて入力した住所は、Viewではまとめて表示される
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表示言語を英語にしたら

 BlackBerry Walletは、便利そうなソフですが、表示言語を日本語にしていると、ソフトウエアは起動するものの、情報の表示や編集がまったくできません。

 ところが、表示言語を英語に変えるだけで、このソフトはきちんと動くようになるのです。どうして、これに気が付いたのかというと、評価のために言語設定を変更したあと、それまで動かなかったソフトが動くことに気が付いたからです。はじめてWalletをインストールして、起動はするものの動作がおかしいと感じ、言語を変えてみたら動作したというわけです。

 インストールしたソフトがうまく動かなかったとき、言語を英語に変えてみるというのも1つの手かもしれません。

言語を「英語」にする

ホームスクリーンからオプションを起動する。この状態ではまだ、言語は日本語のまま
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言語をクリックすると、設定画面に切り替わる
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最初の「言語」の欄をクリックして、選択肢を表示させ、「English(United States)」もしくは「English」を選ぶ
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「言語」を英語にしたら、入力言語は「日本語」にする。自動的に名前の並びが「名、姓」になるので、日本式に「姓、名」に切り替えておく
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保存すると、オプションの表示などが英語に切り替わる
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