台湾で、販売代理店としてShuttleやGE GUBE、Team Groupなどの製品を展開している台湾Lutecは、ユーザーやショップからのフィードバッグをもとに、オリジナルブランド「SEED」を開発、Mini-ITXケースと電源市場に参入した。Mini-ITXケースは日本市場でも販売しており、今後継続して新製品を市場投入する。

 市場に高品質なMini-ITXケースが少ないと見て昨年、アルミモノコックデザインを採用した「MU-380」シリーズを発表。このシリーズは、幅210×奥行き315×高さ60.5mmのスリムボディにスリムタイプの光学ドライブと2.5インチHDDを搭載可能。電源ユニットは最大80W出力が可能なDC-DCモジュールを内蔵し、60WのAC-DCアダプターも付属する。アルミの質感を生かし、USBやオーディオインターフェースをケース横に配置することで、「PCらしさを抑えて、リビングルームにも馴染むデザインにした」と、ハンス・リャオ社長は、デザインの完成度を強調する。

SEEDのMini-ITXケース「MU-380」(写真右)と「MA-280」(写真左)
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MA-280の特徴を説明するハンス・リャオ社長(Hans Liao)
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 Mini-ITXケースの第2弾製品として、低価格で拡張性も高い「MA-280」シリーズを発表。本体サイズを227×215×64mmと一回りコンパクトにしたSECCスチール製ケースで、標準構成では、スリムタイプの光学ドライブと2基の2.5インチHDD/SSDが搭載可能だ。電源は最大100WのDC-DCモジュールが搭載できる。

MA-280の標準構成。スリムタイプの光学ドライブと2基の2.5インチHDDを搭載可能。ただし、CPUクーラーなどはスリムタイプを組み合わせる必要がある
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バックパネルとドライブベイスロットを変更したモデル。ライザーボードを使うことで拡張ボードも搭載可能だ
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 Atomプロセッサー搭載Mini-ITXマザーボードだけでなく、省電力タイプのCore 2 DuoやPhenomシリーズも搭載できるよう、CPUソケットの上面や側面のケースカバーには通気口を設置、CPUの熱を効率よく逃がせるようにした。

 ドライブベイやケース背面のI/Oパネル部を容易に変更できるよう、モジュラー構造にしているのも特徴のひとつ。「拡張スロットもサポートできるよう、ケースの設計を工夫した」(リャオ社長)という。これによりCPUクーラーなどの制約は大きくなるが、ライザーボードを使えばTVチューナーボードも搭載できるようになる。今後、こういったバリエーション展開も検討中だ。

 ホームシアタータイプのMini-ITXケースとして、電源ユニットを外付けにしたモデルも開発中だ。高性能なCPUも搭載できるよう、各コンポーネントを分離。PCケースにはドライブベイや電源ユニットを搭載せず、CPU付属のリテールファンなどを配置できるだけのスペースを確保。電源ユニットやストレージは、デザインを統一した別コンポーネントとして拡張する仕組みだ。詳細はCOMPUTEX Taipei 2009で発表する予定。省スペースパソコンでもデザインと性能の両面で妥協したくないユーザーから注目を集めそうだ。

開発を進めているホームシアタータイプのMini-ITXケース(写真下)と電源ユニット(写真上)
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リテールファンなども搭載できるよう、ケース内部には十分なスペースを確保
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