プリンターを使うのに不可欠な「プリンタードライバー」。個々のプリンターが持つ機能を細かくコントロールするソフトウエアだけあって、通常はプリンターの機種ごとに専用のものが用意される。新しいプリンターを導入した場合は、その機種向けのドライバーを新たにインストールしなければ使えないのが一般的だ。

 しかし最近はビジネス向けプリンターを中心に、複数の機種で共通に使えるプリンタードライバーも登場してきている。最大のメリットは、職場のプリンターを新機種に入れ替えたり追加導入したりといった場合に、新しいドライバーの配布やインストールの手間が省ける点。意図通りに出力できるかの検証の労力も軽減できるなど、プリンターの管理が容易になる。共通ドライバーを使っていて出力先のプリンターを切り替えたい場合は、従来のようにドライバーを切り替えるのではなく出力先のポートを切り替えることで対応する。

共通ドライバーを使えば、左図のようにプリンターを入れ替えても、ドライバーの設定を変えるだけで印刷できる。また、右図のように、普段使っている機種が故障などで使えなくなっても、印刷ポートを変更して設定変更すれば、別の機種で印刷できる(エプソンの資料より)。
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 共通ドライバーは、セイコーエプソンやキヤノン、リコー、そして富士ゼロックスや日本HPなど主なプリンターメーカーのほとんどが提供している。ここではエプソンが提供する「機種共通ビジネスドライバー」と呼ぶ共通ドライバーについて使い勝手を試してみた。このドライバーの対応製品はページプリンターとビジネスインクジェットプリンターの両方を含むため、今回はあえて違う方式のプリンターとして、A3モノクロページプリンターの「LP-S3200」とA3カラーインクジェット複合機の「PX-1600F」を使って試した。

ページプリンター「LP-S3200」。A3対応のモノクロ機で、実勢価格は約5万7000円。
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今回追加で接続したインクジェット複合機「PX-1600F」。A3対応のカラー複合機で、実勢価格は約3万4000円。
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