PDF閲覧ソフトの定番といえば、アドビシステムズが無料配布している公式ビューアー「Adobe Reader」だ。この秋、そのAdobe Readerに最新版「Adobe Reader 11」が登場、多くの新機能が加わった(図1、図2)。

 一番の注目は「注釈」ツールが充実したこと。これまでAdobe Readerで使える注釈といえば、「ノート注釈」「テキストのハイライト表示」などごく限られたものだった。最新版ではそれらに加え「下線」「取り消し線」「スタンプ」など十種類以上の注釈が加わり、有料の「アドビアクロバット」と同様の注釈機能を備えるようになった。

図1 PDF閲覧ソフト「Adobe Reader」の最新版「Adobe Reader 11」が登場。注釈機能が大幅に強化され、図形の描画も可能になった。またフォームを含んだ文書の保存にも対応。PDFファイルを介した文書編集がしやすくなった
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●前バージョンから進化したポイント
図2 最新版のAdobe Reader 11は、注釈機能が充実。有料版の「Acrobat 11」に匹敵する機能を備えるようになった。またフォームの保存、電子署名の追加などにも対応した
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 さらにうれしいのが「フォーム」の保存機能だ。フォームとは、PDFファイル上に配置された記入欄のこと。従来のAdobe Readerでは、フォームにコメントを入力した状態でファイルを保存することができなかった。それが最新版では、フォームにコメントを入力したままPDFファイルを保存することができるようになった。また、PDF上に電子署名を追記できる機能も加わっている。

 こういった機能の追加で便利になるのが、「PDFファイルに自分のコメントを加えて、相手に返送する」といったシチュエーション。

 従来なら、PDFファイルをいったん紙に印刷し、手書きで書き込みをして、ファクスや郵送で届ける…といった手順が主だった。だがAdobe Reader 11を使えば、PDFファイルに直接注釈を加えたり、フォームに入力するなどして保存し、そのファイルをそのまま返送できるようになる。

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